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電子書籍は普及するか?2013/04/07

ばってんT村です。
 スマートフォン、タブレットなど電子端末が普及するにつれ電子書籍が徐々に増えてきています。
 そこで、今後電子書籍は普及するか?を私なりに予想してみたのですが、爆発的に普及し紙の書籍に取って替わるということはないと思います。これまで、紙の書籍に親しんできたアナログ世代の主観も少しはありますが。

 電子書籍の一番不便な点は本全体が俯瞰できない点ではないでしょうか。小説を読んでいる時、前に戻って読み返すということがたびたびあります。特に筋が入り組んでいたり登場人物が多い推理小説だったりするとなおさらです。
 紙の本を手に取って読んでいれば、だいたいこの辺に書いてあった、とパラパラっとページをめくって戻ったり今読んでいるページと比べたりすることは簡単です。
 これが液晶画面上だと一度に表示できるのはせいぜい数ページのはずで、ずっと前に戻るにはページを捜しながら画面表示を切り替える作業が必要になります。

 本を読むというのは実にアナログ的な行為だと思うのです。
確かにタブレットに何十冊、何百冊もの電子書籍をダウンロードしておいたり、ウェブ上で読めるのは便利で携帯性もいいでしょう。でも一度に読めるのは1冊です。一冊の本をカバンの中にいれておけばいつでもどこでも読めます。電源も必要ありません。

 ちなみに、あるテレビ番組で言っていましたが、同じ読む行為であっても画面上で読むより紙上で読んだ方が記憶に残る、ということが実験結果から出ているとのことです。これは画面上だと目だけで文字を追うだけですが、紙だと指で行をなぞったり、アンダーラインを書き入れたりと指先も使うので記憶に残りやすいとのことです。
 
 液晶か紙かどちらが良いかというそれ以前に、読書離れを食い止める方が先かもしれません。
読み始めたらやめられず徹夜で推理小説を読みきった若い頃が懐かしい・・・(ってこんなことを回顧するのは年取った証拠だな)
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