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旅情2015/01/18

 今週は映画の原題と邦題の違いについて話したいと思います。

 素敵な邦題タイトルに引かれて映画を見に行かれる方も多いでしょう。邦題はストーリーを想像させたり、観たいと思わせるようにうまく表現がされていると感じます。 
 で、原題はどんなんかな~と見てみると英語の原題のなんと素っ気無いこと。

 昨年、大ヒットした「アナと雪の女王」の原題は「Frozen」。凍ってるってだけ言われてもねー。
 おなじディズニー映画で「カールじいさんの空飛ぶ家」というのがあり、原題は「Up」、たったアルファベット2文字ですよ。
 2年ほど前の同じディズニー映画で「メリダとおそろしの森」というアニメがありました。原題は「Brave」、勇気という意味ですが、確かにストーリーは勇気がポイントにはなっていました。

 どうも、アメリカではタイトルで観客を呼ぼうという意図はないようですね。

 時代は遡りますが、「愛と青春の旅立ち」というのがありました(今見るとちょっとクサイ邦題ですけど)。
 原題は「An officer and a gentleman」。直訳すると「士官と紳士」。まあ、映画は士官養成学校生の恋と友情を描いたもので原題と合っていないわけではないですが。

 さらに遡って「Melody」は邦題では「小さな恋のメロディ」(年配の方だとこの映画ご存知かと)

 このように日本では原題とまったく違う邦題が付けられたり、一言付け足したりする事が多く、日本語の表現力の豊かさが感じられます。

 もちろん原題、邦題ともいいなと思わせる映画もあります。私の中では、原題「Summertime」、邦題「旅情」でしょうか。(私が生まれる前の1950年代の映画なので、ビデオでしか見ていませんが)

 ストーリーはアメリカ人女性が長期休暇で訪れたヴェニスでイタリア人と恋に落ちるという、時代は変わっても不変のラブストーリー物です(ヒロインは日本ではオードリーほどの知名度はないですが、大女優のキャサリン・ヘプバーン)

 ちなみに映画に出てきた真紅のベネチアングラスはサマータイム(summertime)という呼び名で販売されています。

 ちょっと趣味に走ってしまいましたが、原題と邦題を対比しながら映画を見るもの楽しいものですよ。
はってんT村でした。
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