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ラオスの日本語教室2015/05/03

 ゴールデンウィーク真っ最中ですね。
ちょうど5年前のGWにラオスに旅行へ行った時に巡り合った日本語のことを思い出しました。当時のオリーブ通信にも同じ題名で載せましたが、少し内容を変えてあらためてお話しします。

 搭乗したバンコクからラオスのルアンパバーンへ行く飛行機の隣席が偶然、日本人女性でした。世間話をしているうちに「ラオス人が日本語を教えている所を知っているので行ってみませんか?」と言われたのがきっかけでした。

 若いラオス人男性がボランティアで12~16歳の若い男女にお寺の一部屋を借りて日本語を教えているところを見学し、飛び入りで授業にも参加させてもらいました。皆で習字の練習もやっていましたね。

 生徒は昼間は学校に行っていて、夕方からこのお寺の教室に集まり日本語の勉強をしているのです。中には修行中の若いお坊さんもいて、袈裟をきたまま授業に参加していました。

 驚いたのは生徒の日本語能力の高さです。若くて吸収力が速いということもありますが、学習期間1年ほどで我々日本人と不自由なく会話ができるレベルでした。
 さらに驚いたのは先生の若いラオス人男性(ニックネームはブイさん)の日本語との関わりです。日本に興味を持ち日本語を勉強しようと思い立ったとのことですが、日本へ行ったこともなければ正式に誰かに教えてもらったこともない。すべて独学で勉強し、ラオス国内の日本語スピーチ大会で2位になったほどの実力なのです。
 ブイさんは「実際の会話はこちらに来た日本人ととにかく話しをすること、それと漢字は本で勉強できますよ。今はインターネットもありますから」と言っていました。

 けっして学習環境に恵まれているとはいえないところでこのようにボランティアで日本語を教えている、広めてくれていることに対し非常に嬉しく思ったことを覚えています。

 将来は日本語が生かせるガイドになりたい、ホテルで働きたいと言っていた生徒たちは今頃どうしているでしょう。あれから5年、早ければ希望をかなえた生徒が日本人相手にもう観光ガイドやホテルスタッフをやっているかも知れません。
 なにせ、ラオスのルアンパバーンというところは世界遺産にも登録されている観光地ですから。
  ばってんT村でした。

貧しくなった?日本語2015/05/13

 以前、ブログで映画の字幕の話をしました。
 「洋画について、最近は日本語吹き替えのみの映画が増えてきた。日本人も字幕を読むのを嫌がる(漢字を読めない、読む速度が追いつかない)傾向にある。活字離れが進んできているのでしょうか?」という主旨の事を書きました。

 実は先日の新聞に映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんの手記が掲載されていて、それを裏付けるようなことを書かれていました。

 記事を引用して要約しますと、
 最近、映画会社から「字幕の漢字をひらがなにしろ」と言われる。たとえば「拉致」を「ら致」。これでは重みがない。「安堵」は難しいから「安心」に変えてくれと言われたこともある。安堵と安心では意味が違うのにそれを無視された。
 「日本語が貧しくなっている」と痛感しましたね。
という内容でした。
 
 さらに
 なぜ、元々日本人は字幕で映画を見るのを好んだのか。
 それは外国のことを正しく知ろうとするから…吹き替えよりトム・クルーズの肉声を聞きたいと思う。また、何よりも日本人は識字率が高かった。

 それに日本語は字幕向きの言語です。漢字一字を見れば意味がわかる。視覚的には漢字が文章を引き締め、ひらがなは柔らかい。このバランスが画面で見たときに美しい。残念ながらそのすばらしい文化が崩れつつあります。
と続けられていました。

 この手記を読みながら、一人でそうだよな~、とうなずきました。確かに本来なら漢字であるべき熟語、単語がひらがな混じりになっている字幕をみることがあります。やはり違和感があります。
 
 N1合格レベルに必要な漢字は2,000字程度と言われていますが、今や日本人でもこの中に読めない漢字があるかもしれませんね。
 いや~、生徒さんに教える前に予習しておかないといけないかもしれません。すでに書くほうは怪しいのであきらめていますが・・・・
 ばってんT村でした。

盛況!オリーブ教室2015/05/19

 写真は、5/16のオリーブの日本語教室の授業風景です。
 この日は、生徒、先生合わせて40名以上が出席していました。喜ばしいことですね~。
 ここ最近、見学、またその後に新入される生徒、先生も多く、受付の皆さんも大忙しです。

 この日もタンザニアから来られた男性が日本語を勉強したい、と言っていらっしゃいました。
 日本に留学生で来られた奥様に同行してこられたとのこと。なんと1歳になる子供さんまでいるそうで写真も見せてもらいました。

 さまざまな動機で日本にいらっしゃる生徒さんのサポートをすることと合わせ、日本を理解してもらうことも我々ボランティアの仕事だな、と思いました。

 最後に、
来たれ、男性ボランティア! 男性がもう少し増えるといいな・・・
ばってんT村でした。

中国・大連2015/05/27

こんにちは!3月末頃にオリーブに入会し、今回からブログにも参加させてもらうことになりました。
私は、2010年3月から2013年5月まで中国の大連で働いていました。今回は大連について紹介したいと思います。

大連は人口約600万人、上海・北京ほどの大都市ではないですが都会です。日本とは総人口が全然違うので比較しづらいですが、日本で言うと福岡くらいの感覚でしょうか。
高層ビルが多く、車も多いです。今年5月には地下鉄が開通しました。中国と言えば自転車のイメージがあると思いますが、寒い土地で、しかも路線バスが発達しているので、自転車はあまり走っていません。

スターバックス、ローソン、マクドナルド、ケンタッキー、サーティワンアイスクリーム、吉野家、ユニクロ、無印良品などおなじみのチェーン店は大体あります。韓国系のおしゃれカフェやパン屋さんもどんどん進出しています。

高層ビルやおしゃれなお店も多いですが、ちょっと大通りをはずれるとローカルな市場や食堂があります。マクドナルドのセットで15〜30元くらいですが、ローカル食堂では8〜15元くらいで炒飯や拉麺が食べられます。(2013年当時。今はもっと高くなっているかもしれません)

大連では街のあちこちに屋台が出ています。パイナップルやメロンなどのカットフルーツ、肉まん、串焼き、糖葫芦(さんざしを串に刺して飴をかけたもの)、手抓饼(ナンのような生地にハムなどを挟んだもの)などがあります。中でも私は羊肉の串焼きが好きでした。ウイグル系の人がお店を出していることが多く、中華ではない香辛料(クミン?)で味付けされているので、羊の臭みがまったくありません。ビールが進む味です。日本ではお祭りのときくらいしか屋台が出ないので、時々中国が恋しくなります。

帰国して2年、一度も大連に行っていないので、近いうちに行ければいいなと思っています。
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