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重言2017/01/29

 同じ意味を重ねてしまうことを重言と言いますが、 「違和感を感じる」や「一番最初」「被害を被る」など私たちも知らぬ間にうっかり使っていそうです。

 あるテレビ番組でのインタビュー場面でしたが、実際に一般の人からも「自分の自家用車」「最終的な結論」というような重言が出てきていました。

 またつい最近気づいたのは、JRのホームにある列車時刻を示す電光掲示板での表示についてです。
 貨物列車やその駅に停車しない電車が通過する際に「通過列車が通過します」と思いっきり重言を使った表示がされていました。

 さすがにこれはないだろうと思いましたが、いやいや、注意を喚起するためわざとかも知れません。
「スマホ見ながら歩いている人、注意してや。接触でもしてけがしたら『後で後悔する』ことになるよ」ってところでしょうか。

 ただ、ら抜き言葉と同様、この重言今や世の中に普及してしまい、文化庁の世論調査では気にならない人が過半数とのことです(「過半数を超えている」と言ってももはや違和感なし?)
 間違ってダブっているというより協調したいための表現として認められてしまったのでしょうか。

 この重言に関わるおもしろい話題がネットにありましたのでちょっと紹介。
 「訃報のお知らせ」という重言ですが、「報」が知らせることを意味するので、「お知らせ」は不要ということはわかります。さらにおもしろいことに「訃」という漢字そのものに「人の死を知らせる」という意味があるそうです。
 つまり「訃報」がすでに重言だったというオチなのですが、さすがに「訃」だけでは?ですよね。
 語源は奥が深いです。
ばってんT村でした。

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