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北斎展覧会2017/09/24

 前売り券を買ってしまいました。
 10/6から大阪のあべのハルカス美術館で葛飾北斎の作品展覧会があります。

 大英博物館国際共同プロジェクトと銘打ってあります。
 北斎の晩年30年に焦点を当て、大英博物館所蔵作品を含め世界中から約200点の作品が集結するそうです。

 世界的に有名な作品の一つは、大きな波の背景に富士山を描いた「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」ですね。代表作としてよく目にします。
これも展示されます。

 版画は、北斎のような絵師が絵を描き、彫師がその絵に沿って版木を彫り、摺師が色付けして印刷する、という手順で制作されます。
 
 最初の200枚ほどを初摺りといって、絵師が立ち会って指示し出来栄えを確認するのです。当然ながら版木も新しいため線や色も鮮明です。

 初摺りが売れたとなると、それ以降を後摺りといって量産に入るのですが、そこからは絵師が立ち会うことはなく、摺師の判断で色付けなどがされます。

 手間を省くため、ぼかしを省略したりもするのです。つまりオリジナルとは色調が少しずつ違ってくるのです。

 また当然、摺っていくうちに版木は摩耗していくので輪郭などのシャープさも失われます。

 NHKで特集番組をやっていましたが、見どころの一つは大英博物館が所有しているこの初摺りが展示されるということです。

 もっとも本物をみたことがほとんどないので、初摺りと後摺りの差がどのようなものかわからないですが…

 それと版画と違い一点しかない肉筆画も複数展示されるそうです。
 日本を代表する世界的にも名の知れた画家、北斎の絵に興味ある方は行かれてはいかがでしょうか? 
 ばってんT村でした。

コメント

_ アミーガ恩地 ― 2017/09/24 21:01

わたしも北斎展行こうと思ってます。ばってんT村さん、杉浦日向子の百日紅は読まれましたか。

_ ばってんT村 ― 2017/10/08 16:42

読んだことはありません。娘のお栄を主人公にした漫画ですよね、一度読んでみます。

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