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Saudade2017/11/05

 世界の言語の中には翻訳しにくい単語というものがあります。日本語では「わび、さび」などが相当するでしょうか?
 イギリスのToday Translationという翻訳会社のホームページにそのベスト10が載っていました。
 
 1位はツィルバ(Tshiluba)語というアフリカ、コンゴで使われている少数言語でイルンガ(ilunga)という単語です。
 1度目は許す、2度目は我慢する、でも3度目の過ちは絶対許さない人という意味とのことです。
 日本語に訳せば「仏の顔も三度まで」ということになります。

 2位はshlimazl という単語。イディッシュ語(Yiddish)というドイツ語が元になっているヘブライ語です。3位はradioustukaczというポーランド語。
いずれもあまり我々にはなじみのない言語です。

 そのなかで7位になんか聞き覚えのある単語だなと感じたものがありました。saudade(サウダーデあるいはサウダージ)というポルトガル語です。
 実際、歌や映画のタイトルに使われたりしています。

 語感だけの聞き覚えで意味を知らなかったので調べてみると、日本語だと郷愁、切なさというような意味で英語だと「nostalgia」に相当しますが、実際は一言では表現できない感情らしいです。

 ネットから引用すると、「今はないものに対し、甘苦くて懐かしく感じているけれど憂鬱な気持ち」とのこと。
 昔の恋愛や友情、子供時代の思い出などがあげられるでしょうか。Saudade、なんかいい単語だな~と思いました。

 話変わって、なんと日本語が4位にはいっているのです。
それはnaa「なあ」です。解説には「強調する時や他者との同意の時に関西地方だけで使われている単語」と書かれていました。
 これも確かに翻訳はできないかもしれません。使う場面によって意味が違ってきますからね。

 やはり、単語は単独で憶えるのではなく、それを実際に使ってみることが大事なのでしょう。
 ばってんT村でした。
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