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オトングラス2018/02/13

 こんなものができたんだ~ということをあるテレビ番組で知りました。

 OTON GLASS(オトングラス)と言います。簡単に言いますと、メガネなのですがこれをかけると視野に入る文字を読み上げてくれるというもの。

 失語症で読む能力が低下した父親のために考えたと若い開発者の方が言っていらっしゃいました。

 今、スマートフォンにはメールやWEB上の文字の読み上げをやってくれる機能はあり珍しくはありませんが、これをメガネに仕込んだんですね。

 メガネに内蔵された小型カメラで文字を撮り込み、これを瞬時にネットへ送って文字認識し読み上げそれをイヤーフォンで聞くというしくみ。
ネットにつながっていることが必要ですが、今はどこにでも電波は飛んでいますから問題はありません。

 全盲の方が使用されているところが紹介されていました。自分宛てに来た手紙を読んだり、街中の看板や自動販売機で売られている飲料ボトルの文字を読んだりレストランのメニューを読んで注文したりと、それまでできなかったことができるという喜びを語られていました。

 個人的には何よりも本が読めるのが、ほんとうに嬉しいのではと思います。

 さらにすばらしいのが、外国語も読めること。英文をそのまま、あるいは翻訳して日本語で読み上げることもできます。ただ、翻訳は例の機械翻訳なのでちょっと不自然なところがありますが… 

 実はこれ、視覚障がい者や読字障がい者だけでなく、日本語を読みたい外国人にも役に立つのです。何せ漢字を読んでくれますからね。

 日本語で書かれた表示や説明書を読んだり、各種申込み書に記入したりする場合などが想定されます。
 
 でもそれだと日本で生活している外国人は漢字を勉強してくれなくなるかな、と思ったりもします。

 ちなみにオトン(OTON)とは開発者の命名で、おとん(父親)と「音」を掛けたことばとのことです。

 オトングラスで検索すればネットでどんなものかもっと知ることができますので、興味のある方はどうぞ。写真はそのWEBページからのものです。
ばってんT村でした。

日本語は天才である2018/01/28

 前回に続いて本の話になりますが、おつきあいのほどを。
 今年、マンガ以外で初めて紙で読んだ本です。新聞か雑誌に載っていたので、おもしろそうなタイトルでもあり買って読んでみました。

 一部を紹介します。

 著者は英文小説の翻訳家ですが、翻訳者の目から見て「日本語は天才だ」と言っているのです。

 そう確信したというエピソードが2つほど書かれていましたが、次のような概要です。翻訳作業の文中に出てきた事例とのこと。

 早朝、太陽が昇ってきたら、まだまんまるのお月さんがいました。それを見て太陽が、こう声をかけました。
「You are a Full Moon」

ところがこれを聞いたお月さんはなぜか怒り出しました。
「You are fool, Moon」と聞き違えたからです。

 この文章をそれぞれそのまま訳せば「やあ、満月さん」と「やあ、バカなお月さん」となります。
 でもこれでは、原文のfullとfoolの聞き違えの部分はまったく伝わらないことになります。

 著者は考えぬいて、日本語でも聞き違いでこの両者の意味に解釈できるよう翻訳したのです。

 もう一つの事例。
O note the two round holes in onion.
普通に訳せば「おお、タマネギの2つのまるい穴に注目せよ」となります。

 でもonionという単語にまるい穴(アルファベットのo)が2つあるという、おかしさが訳されない。
 これがフランス語への翻訳ならタマネギはoignonなので訳せるが、イタリア語、スペイン語のタマネギにはoが1つで無理、ドイツ語、ロシア語にいたってはoが付かないのでまったく無理。

 著者は、これをなんとか日本語に訳そうと2日、3日考え続け、ふっとひらめいた。…

 この2つの事例から著者は「日本語は天才である」と確信したそうです。
 著者は日本文学、古文、漢文にも明るく著書にも引き合いや事例でたくさん出てきます。

・平和なことば・日本語
・「お」の変幻自在
・シチ派 VS. ナナ派 真昼の決闘
・四十八文字の奇跡
と題された各章もたいへん興味深く、おもしろい内容でした。

 特に四十八文字を一回だけ使ったいろは歌を複数作られていて、それらが紹介されているのですが、こんなに簡単に作れるのか(実際は苦心されたのかもしれませんが)、と感心しました。

 ちなみに、表紙に猫が描かれているのは、著者が半猫人(半病人?)と自称するほどの愛猫家であるからだと思います。この辺のことも書かれています。

 前述の2つの事例をどう日本語に訳されたか、はこの本を読んでくださいね。

 私は読み終わりましたので、興味のある方にはお貸しします。ローカル情報になりますが、草津図書館にも置いてありますよ。

ばってんT村でした。

電子書籍のその後2018/01/13

 「電子書籍 米で販売減」という記事が先週の新聞に載っていました。

 アメリカで電子書籍用端末が登場したのが2006年、その後右肩上がりで販売が拡大してきたが、2014年をピークに減り続けている。それと反比例してペーパーバック(日本でいうと文庫本)の売り上げが持ち直してきている。

 理由として、2015年に出版社が値上げしたことと、タブレット端末などを長時間使うことによる「デジタル疲れ」があるのではないか。
 一方、日本では事情が異なり、今でも紙の書籍や雑誌は減り続け電子書籍は拡大している。

と…以上のような概要でした。

 私事ですが、2か月ほど前から「楽天マガジン」という電子版の雑誌を購読しています。
月360円で200誌以上が読み放題というものです。1年分を先払いすれば月300円。

 最初知った時は、どうせサンプルページかダイジェストをチョコっと載せて、あと読みたければ購入してね、というよくあるパターンじゃないの?と思ったのですが、申し込んでみて驚愕。
 
 すべて紙の雑誌と同じものを読めるのです(一部読めないページや表示されない写真はあり)

 週刊誌、女性ファッション誌、スポーツ・趣味、暮らし・健康、グルメなど多岐にわたります。複数台の端末OKなので家ではパソコン、外ではタブレットで読むということもできます。スマホでは画面が小さくてさすがにちょっと見にくいです。

 1年分のバックナンバーも読めて、ダウンロードもできてと至れり尽くせり。愛読している雑誌がこの中に1冊でもあれば十分すぎるほど元が取れてしまいますね。

 けっして宣伝するわけではないですが、読書好きにはこのコストパフォーマンスの良さは魅力です。
 タレントの渡辺直美がCMをやっているdマガジンというのも同類の電子版雑誌です。

 ここまでやられると紙の雑誌が売れなくなるはずですよね。
でも小説などはやはり紙のページをめくりながら、というのがいいです。電子と紙を使い分けているのが私の現状です。
ばってんT村でした。

茶の間2018/01/01

明けましておめでとうございます。お正月、いかがお過ごしでしょうか?
 
 自宅で家族そろって団らんというご家庭もあるかと思います。冬なら茶の間でこたつに入ってみかん食べながらテレビを見る、というのが定番の過ごし方だと思いますが、この「茶の間」という言葉、今や絶滅危惧単語ではないでしょうか?

 テレビで「お茶の間の皆様」とアナウンサーが言っていたのは遠い昔のような気がします。
 最近の住宅は、フローリングの床(カーペットも敷いて)にソファーやテーブルを置いた「リビング」になってしまっていますので、それを茶の間と言われても言葉と実体が合っていない感じです。

 このようにすでに実体と合わなくなった単語、探してみると他にもいくつかあります。

・下駄箱、筆箱
 下駄箱に入れるのは下駄でなく靴で、筆箱に入れるのは筆ではなくペンです。この2つは相変わらずそのまま使っている気がしますが、どうでしょう?

・歯磨き粉
 昔は確かに粉がありました。今、何と言っていますかね? 単に歯磨き、あるいはペーストって英語で言っているようです。

・網棚
 電車の網棚、昔は本当に網だったようですが、今は金網やパイプ、あるいはプレート状になっています。JRでは荷物棚と言うようになっていますが、今でも網棚と言っている私鉄もあるようです。

・つり革
 電車やバスにあるものですが、今は革ではなくビニールやナイロン、プラスチックでできています。
 でもこれもそのまま使っています。「つり手」と呼ぶ場合があるようですが、これだと何だか格闘技の決め技のような響きがありピンときません、やはり「つり革」がしっくりくるような気がします。

・絵はがき
 これは微妙。観光地に売っているはがきは絵はがきではなく「写真」はがきです。でも実際に絵を描いたり、イラストを載せたりするので「絵」はがきは健在ですかね。

 言葉は時代と共に変化するものですが、実体と違ってきても生き残る単語もあるようです。
 
 皆さんも他にこのような言葉がないか探されてはどうでしょうか。
ばってんT村でした。

天使突抜2017/12/17

 テレビ番組で、日本国内の難読地名、おもしろ地名を紹介する特集をやっていました。
 日本全国に難読地名はたくさんあって、まずよそ者にはまともに読めません。

 私が興味深かったのは難読地名よりワケありのおもしろ地名の方です。滋賀県で紹介されていたのは「途中」
 確かに大津市に途中町があります。

 テレビレポーターが、乗り込んだ路線バスの運転手に「このバスの終点はどこですか?」と問うと運転手さんが「途中です」と答えるオチなのですが、そんな珍しいかな?と思って見ていました。

 それより私が知っている滋賀県の地名の方がおもしろいと思うのですが…
 その一つが守山市にある「浮気町」。「うわき」ではなく「ふけ」と読みます。
 ちゃんと歴史的な由来があるようです。浮気保育園という保育園もあるんです。

 それともう一つは栗東市にある「綣」、そのまま「へそ」と呼びます。地元にあるスーパー「へそマート」っていう看板には失礼ながら笑ってしまいました。
 また地名とは関係ないですが、そのすぐ近くに「なおる堂」という薬局もあったんです。
 車で通るたびにいいネーミングだな、と思っていましたが、残念ながら、もうどちらも今はありません。

 この番組で一番印象的だったのは京都にある「天使突抜」。
 「てんしつきぬけ」、このような摩訶不思議な地名があることは知りませんでした。
 実際に行ってきました。普通の民家がある通りなのですが、京都ですから当然、歴史的な由来があります。

 天下統一を成した豊臣秀吉が都市改造計画で、ここに新たな通りを造成しました。その経路途中にあった五条天神宮の境内をも無理やり通してしまったのです。

 そこで地元の人が「天使様を突き抜けてまで道を造るか」と怒りと皮肉を込めて地名にしたとのことです。
 現在の五条天神宮はと言うと、周囲をビルと民家に囲まれてひっそり佇んでいました。

 京都には他にも歴史的由来の地名はたくさんあって例えば「悪王子」なんてのもあります。地名の由来も調べるとおもしろいかもしれませんね。
 ばってんT村でした。

主語は?2017/12/03

 先日、日本語の授業でこんなことがありました。
三択の練習問題で
・傘を(持って、持たないで、持ちながら)出かけたので、濡れてしまいました。
というもの。

 しばらく考えて生徒のTさんから出てきた答えは「持って」 
私が違うよ、というと次は「持ちながら」と言ってきました。
 
 決して文章を理解していないわけではありません。
「Tさんは傘を持っていません。外を歩いている時に雨が降ってきました。Tさん濡れますよね?」
と言うと、彼は「雨が降って傘をさしたら傘が濡れます。」

 そんな意味の問題文はありえないのですが、そう解釈したのか…
「濡れる」の主語は傘ではなくあなたです、ということを説明したら「意味を間違っていました」とわかってくれました。

 主語が省略できる日本語ならではの勘違いですが、慣れないと外国人にとっては難しいのかもしれません。

 内容は違いますが、先週の新聞に「中高生 読解力ピンチ」という記事がありました。要旨を引用します。

 最近、主語と述語の「係り受け」など、文章の基本的な構造を理解できていない中高生が多くいると見られる。

 25,000人の中高生を対象にした調査で
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」と
「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」
この2文は同じ意味かどうかを尋ねたところ、「同じ」と誤答した中学生が約43%、高校生が約28%いた。

 もう一例。
「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている」を読んで、オセアニアに広がっている宗教を「キリスト教」と答えられなかった中学生は約38%、高校生は約28%だった。

 以上が記事の内容だったのですが、こんな調査結果を見ると、今や日本人の方こそ読解力が怪しくなってきているのだな、と思いました。やはり文字離れが原因なのでしょうか?

 ただ、二つ目の宗教の例文は一読ではわかりにくいです。こんなダラダラ長文、会社の報告書などに書いたら「わかりにくい、書き直し」の一言ですよ。

 これは教科書から引用した文章と書いてありましたが、教科書執筆者の方ももう少しわかりやすく書く工夫がほしかったな、と違うことも考えてしまいました。
 ばってんT村でした。

微波加熱2017/11/19

 2年ぶりに出張で中国に行きました。
中国の航空会社便で往復しましたが、関空から上海行きの乗客はほとんど中国人観光客でした。荷物棚はお土産でぎっしり、早々にカバンを上に収納するのはあきらめました。

 中国語はほとんど話せませんが、中国に行くとどんな漢字が単語や表現に使われているか見つけたりするのはけっこうおもしろいのです。

 中国大陸では簡体字が使われていますが、元の漢字を推測するのも楽しいものです。
 例えば、业。最初何の略かまったくわからなかったのですが、工业と単語になっているのを見て、業の簡体字だとわかりました。
 これは略しすぎだろう、と一人ツッコミを入れました。

 当然、外来語もすべて中国語になっているのですが、発音を似せる場合と意味を合わせる場合の2通りがあります。

 前者で典型的な例は可口可楽(コカコーラ)でしょうか。実際は、楽は「乐」と簡体字になります。これも単独では楽の簡体字とはわからないです。

 意味を合わせた例では、中心(センター)、便利店(コンビニエンスストア)、街中でよく見かけます。
 ホテル内でみるのは「电梯」、これはエレベーターの中国語です。「电」は電の簡体字ですね。自助餐はセルフサービスのバイキング。

 では電子レンジでチンは? 帰り、上海の空港での待ち時間中にスターバックスでコーヒーを飲んだのですが、その紙カップの注意書きの中に見つけました。「微波加熱」です。
 電子レンジは英語でmicrowaveと言いますが、そのまま漢字を当てているのですね。

 これらの単語や簡体字を見るにつけ、中国語を勉強すればもっとわかることが増えるんだろうなと思いました。
ばってんT村でした。

Saudade2017/11/05

 世界の言語の中には翻訳しにくい単語というものがあります。日本語では「わび、さび」などが相当するでしょうか?
 イギリスのToday Translationという翻訳会社のホームページにそのベスト10が載っていました。
 
 1位はツィルバ(Tshiluba)語というアフリカ、コンゴで使われている少数言語でイルンガ(ilunga)という単語です。
 1度目は許す、2度目は我慢する、でも3度目の過ちは絶対許さない人という意味とのことです。
 日本語に訳せば「仏の顔も三度まで」ということになります。

 2位はshlimazl という単語。イディッシュ語(Yiddish)というドイツ語が元になっているヘブライ語です。3位はradioustukaczというポーランド語。
いずれもあまり我々にはなじみのない言語です。

 そのなかで7位になんか聞き覚えのある単語だなと感じたものがありました。saudade(サウダーデあるいはサウダージ)というポルトガル語です。
 実際、歌や映画のタイトルに使われたりしています。

 語感だけの聞き覚えで意味を知らなかったので調べてみると、日本語だと郷愁、切なさというような意味で英語だと「nostalgia」に相当しますが、実際は一言では表現できない感情らしいです。

 ネットから引用すると、「今はないものに対し、甘苦くて懐かしく感じているけれど憂鬱な気持ち」とのこと。
 昔の恋愛や友情、子供時代の思い出などがあげられるでしょうか。Saudade、なんかいい単語だな~と思いました。

 話変わって、なんと日本語が4位にはいっているのです。
それはnaa「なあ」です。解説には「強調する時や他者との同意の時に関西地方だけで使われている単語」と書かれていました。
 これも確かに翻訳はできないかもしれません。使う場面によって意味が違ってきますからね。

 やはり、単語は単独で憶えるのではなく、それを実際に使ってみることが大事なのでしょう。
 ばってんT村でした。

席を譲るべきか?2017/10/22

 先日、会社帰りの電車内でのこと。帰宅ラッシュ時に京都駅から乗ったのですが、幸い向かい合わせで4人掛けになった座席に座ることができました。

 ふと、横を見るとお腹のすこしふっくらした若い女性が立っていることに気づきました。
 妊婦さんかな?席を譲ろうかと思ったのですが「いや待てよ、単に小太りでお腹が出ているだけかもしれない。だとしたらかえって失礼になる」と妊婦さんか単なるポッチャリ体形なのか判断がつかず声をかけるのをちゅうちょしていました。

 明らかなマタニティ服っぽいものを着ていたら判断がついたのですが、ごく普通の服だったのです。
 幸い2つ目の大津駅で私の向かいの席の乗客が降りその女性は座ることができたので、内心ホッとしました。

 座ってしばらくすると彼女がバッグから本を取り出して読み始めました。ちらっと見えた表紙に「赤ちゃんの・・・・・」と書かれていたのを目にして、アチャ、やっぱり妊婦さんだったか、しまった、と内心思ったのでした。
 席を譲る、というのは難しいものですね。

 このことで思い出したことがあります。
数年前、イタリアのベネチアに観光で行った時のことです。ベネチアの交通機関は運河を走るヴァポレットと呼ばれる水上バスになります。

 バスや電車と同じようにシートがあって、高齢者、妊婦などの図入りの優先シートもあります。もちろん観光客だけでなく、地元住民の足でもあるのです。

 この時は夏の観光シーズンだったためか、いつどこでヴァポレットに乗っても混みあっていました。
 ある停留所から杖をついた老人男性が乗ってきた時のことです。当然、優先座席も含め空席などない状態です。老人は優先座席の前まで来ると、座っている乗客数人に向かって何か言っています。

 座っていたのは多分外国人観光客だったのでしょう、老人のイタリア語が理解できずポカンとしていました。
 すると、自分の言ったことが無視されたと思ったのか、老人が杖を振り回しながら憤慨して強い口調の大声で怒鳴り始めたのです。これには周りの人もびっくりしていました。

 イタリア語がわからない私でも何を言っているのか、この時は理解できました。
 「ここは優先座席や。わしに席を譲らんかい!優先シートと書いてあるだろ。」と言っているのです。

 さすがに怒鳴られている乗客も気づいて、おっかなびっくり席を立ち始めます。その後、その老人はさも当たり前であるかのように悠然とその優先座席に座ったのでした。

 その時思ったのは「そんな怒鳴る元気があるなら立っていても大丈夫なんじゃないの?」

 日本に話を戻しまして、断られたらどうしようと思って声をかけるのをためらう、という人は結構いらっしゃると思います。

 その後、偶然ネットで見たブログか何かの中で同じようなことを書いていた人がいて、どうしているかというと「私はとにかく何も考えず条件反射的にすぐ声をかける。迷って時間が経つとタイミングを失う。断られた時のことは考えない」ということでした。

 確かに行動するまでにあまり考えすぎるのもよくないかな、と自分の体験を通じて感じたしだいです。
ばってんT村でした。

吹き替え?2017/10/08

 毎日のようにテレビCMで流れるあの「ホテル?ト〇〇ゴ」に出てくる女性。流暢な日本語なので最初は日本人が吹き替えしていると思い込んでいました。

 でも、何回も見ていると、どうも日本語と口の動きがぴったり合っているのでこれは本人がしゃべっているんだ、と気づきました。ほとんど日本人の話す日本語です。

 ネットに出ていた情報ですが、ナタリー・エモンズさんというアメリカ人。きっかけは日本人の友人と話しているうちに日本に興味を持ったということと、映画「千と千尋の神隠し」を見て感銘を受けた影響が大きかったとのこと。

 日本で働きたい、という目的で来日して数年前までは大阪のUSJで働いていたそうです。日本語はそこで覚えたため、最初は関西弁だったようです。
 このCMでは自然な日本語に聞こえるようにかなり練習したそうです。

 このナタリーさん以外にも、某たばこ会社や某メーカの洗剤のCMに出てくる外国人女性の日本語が上手なこと。
 男性でも、厚切り何々とかいうアメリカ人もよくテレビで見ます。ただタレントが本業ではないそうです。

 一昔前までは、外国人を使ったCMといえば有名なハリウッド俳優を連れてきて英語か撮影前に憶えさせられた日本語を一言しゃべって終わりというパターンでした。
 それが今や日本語を自ら勉強してしゃべってくれるのですから日本に魅了される外国人が増えてきたということですね。
 喜ばしいことです。

ばってんT村でした。
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