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変面2018/02/25

 中国の伝統芸能には、大きく北京の京劇と四川省の川劇(せんげき)の2つがあると言われています。 
 京劇は有名ですが、川劇というのは私もあまり聞いたことがありませんでした。
 この川劇の見世物の1つに「変面」と呼ばれる妙技があります。これは仮面をかぶった演技者が音楽に合わせて踊りながら瞬時に仮面をいくつも変えていくという芸です。

 明の時代にはあったと言われていますから、4500年前にはすでに演じられていたようです。
 もう10年以上前の映画ですが、變瞼(日本タイトルでへんめん)という中国映画でこの変面を見ていつか実際に見てみたいとずっと思っていました。

 それがはからずも先週、日本で観ることができたのです。春節(旧正月)の期間、中国と縁の深い長崎ではランタンフェスティバルと言って春節を祝うさまざまなイベントが行われます。

 
  その中に孔子廟で変面の寸劇をやることがパンフレットに載っていたので、社員旅行のタイミングとも合い観に行きました。
                                            

実際に観るとそれはみごとの一言で、ほんとうに一瞬でお面が変わるのです。

複数の仮面をかぶり、それを1枚ずつ剥いでいくやり方は予想できるのですが、両手を使わずそれも脱いだ仮面をどこにしまっているかもわかりません。67面は変えたと思います。

       こんな感じです。↓

 

 この仕掛けは門外不出と言われている部分です。次々に仮面を変えていき最後は素顔を見せてくれましたが、演技者はなんと地元長崎の高校生だったのです。

 一緒に観ていた人も「中国で観たけどレベルは同じ。音楽まで同じだよ」と。日本にはまだ20数名しか演者はいないと中国人の方が説明していました。

このように最近は外国人にも演技を教えているようです。門外不出のはずでは……

誓約書でも書かせられるのでしょうかね。

 

 1月のオリーブの交流パーティでは、インドネシアの生徒さんが「ドゥイムカ」という体の表裏で男女違いの仮面をかぶった踊りをやってくれました。日本にも能のようにお面を使った古典芸能があります。

 世界中にこのようにお面を使った演劇はけっこうあるのではないかと思います。

 

 今や、ネットの動画でも見ることはできますが、やはり演劇は実際に目の前で観るとインパクトもあり楽しいものです。

ばってんT村でした。

 

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