ハングル文字を読もう ― 2018/10/14
一昔前の爆発的な韓流ブームは過ぎ去りましたが、ドラマやK-POPファンは依然多いようです。
一方、日本を訪れる韓国人観光客は近年増加傾向にあり、今年は8月までの観光客数が500万人ほどで中国人観光客数に匹敵するらしいです。
確かに日本の観光地では韓国語も中国語並みに聞こえてきます。表記も英語・中国語・韓国語の併記が当たり前になってきました。
さて、外国語は少しでも話せて通じたら嬉しいし、文字が読めたりすると楽しいものです。また、日本語を勉強する外国人の苦労もちょっとわかったりします。
そこでハングル文字にトライしてみませんか、ということで今回は書いてみました。
ハングルって、丸や四角や棒のような図形がゴチャゴチャとくっついてさっぱりわからないと思っているかもしれませんが、規則性があります。
ハングルは日本語のローマ字表記と同様、子音と母音の組み合わせで表現されますので、ほんと読むだけなら簡単です。
少しやってみましょう。
日本語のアイウエオに相当するハングルは次の5つです。まずこれを憶えましょう、簡単ですよね。
아 ( a) 이 (i) 우 (u) 에(e) 오 ( o)
ㅇのところに子音を入れて文字を表します。母音単独で使う時はこのㅇを付けたままです。
次に子音ですがいくつか挙げると
ㄴ (n) ㅁ ( m) ㅅ (s) ㄱ (k)
ㄷ (d) ㅊ(ch) ㅂ(bまたはp) ㄹ(r)
ではこれらの組み合わせ(子音+母音)を使った文字を読んでみましょう。
니は ㄴ ( n)が이
(
i)のㅇのところに入っているのでニ(ni)です。
다はどう読むでしょう? ㄷ (d) とㅏ (a) の組み合わせなのでダ(da)ですね。
「~です、ます」に相当する韓国語「~ニダ」をハングルで書くとこの~니다になります。
소はどう読むでしょう? ㅗ ( o)の上にㅅ (s)
があります。
ソ(so)と読みますが、このように、子音と母音が上下に位置する場合もあります。
次に、韓国で一番多い名字のキム(kim)さんはハングルでどう書くでしょうか?
まずkiはㄱ (k)とㅣ (i)をくっつけて기ですね。そしてmはㅁ でしたね。
この기の下にㅁをくっつけて김、この1文字でキム(kim)となります。
このように(子音+母音)/(その下に子音)という組み合わせも多いです。
ではおなじみのキムチ。
この김(kim)のあとにチ(chi)に相当する文字が続きます。
チ(chi)はㅊ (ch)とㅣ (i)をくっつけて치
したがってキムチは김치 と書きます。
どうでしょう、規則性を知ってしまえばそんなに難しくないと思います。
実際は、母音は上記の5つだけでなくもっとあり、子音も同様、また平音、激音、濃音の3種類ある子音もあります。
とりあえずここでは、憶えやすい母音、子音でトライするのが目的なのでこれらの紹介は省きます。
韓国は日本と同様、中国から漢字を取り入れた国なので、15世紀にこのハングル文字が公布されるまでは漢字を使っていました。
従い、中国・日本と同じ単語、似たような読みが非常に多く単語も憶えやすいのです。
例えば、スマホで世界シェアトップの韓国企業サムスン(SAMSUNG)ですが漢字では「三星」と書きます。
これをハングルで書くと삼성。三が삼(sam)で星が성となります。
성のㅓも母音でして、日本語のエを発音する口の形でオと発音します。ㅇは語尾に来るとング(ng)と発音(実際はgは無音)
便宜上、日本語ではスン、英語ではsungと書かれています。
、
日本語50音をハングルで書くことも可能です。実際、日本の地名が空港、駅などでハングル表記されています。
例えば上野(うえの)
우 (u) 에(e) 노(no) ですね。
では最後に問題です。これらは何と読むでしょう?
これまで紹介した母音、子音の組み合わせで読めますよ。
부산 (ヒント:韓国の都市名)
서울 (ㅓはエを発音する口の形でオと発音、これも韓国の都市名)
人名、地名や料理名、看板の文字が読めるだけでも、グッと外国語に親近感がわきます。
興味を持たれた方は、ネットで「ハングル文字」と検索すれば一覧表を用いて説明しているサイトもありますので他の母音、子音も勉強できます。
まずは自分の名前をハングル文字で書いてみてはどうでしょう。
ばってんT村でした。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://olive-shiga.asablo.jp/blog/2018/10/14/8973109/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
★オリーブホームページはこちらからどうぞ!
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。