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沖縄と滋賀2022/08/14

 猛暑の今夏ですが、過去30年で猛暑日(35℃以上)が一番多かったのはどこかご存じでしょうか?
 確かにと思われるでしょう、京都市です。過去30年間で591日、ざっくり年間20日です。大阪市は3位でした(すべての市町村ではなく、あくまでも都道府県庁所在地という条件です)

 では、猛暑日が最も少ない都道府県庁所在地はどこか?最北の札幌市と思いきや、最も南、沖縄の那覇市です。過去30年間で札幌が7日、那覇が5日なのです。意外でした。
 これは沖縄が海洋性気候で極端に暑くも寒くもならないという理由かららしいです。
もちろん、30℃を超える真夏日になると、圧倒的に那覇市が最多、札幌は最少。

 さて3年ほど前に沖縄旅行のことをブログに書きましたが、今年は沖縄がアメリカから返還されて50周年の節目の年でもあり、この機会に加筆して再度ご紹介を。

 沖縄は1879年に沖縄県となるまでの約450年間、琉球王国として存在していました。観光スポットになっている世界遺産のあの首里城は沖縄本島を統一したときに建てられた王宮です。
 残念ながら2019年に焼失して現在再建中ですね。その前に見学できて幸いでした。

 那覇市中心部から東海岸方向に歩いていくと「波の上通り」というおもしろい名称の通りがあります。そこを海岸まで進むと「波上宮(なみのうえぐう)」というこれまた珍しい名前の神社があるのです。


 その神社からの帰路、波の上通りを歩いていた時のことでした。途中、コーヒーのいい香りがしてきて思わずその香りをたどっていくと、そこはコーヒーの焙煎所でした。

 店内におじゃましてコーヒーを飲ませてもらい、そこのご主人としばし世間話をしていました。
 私が滋賀県から来た、と言うと「そうですか、沖縄と滋賀とは意外な縁があることをご存じですか?」と問われました。全く知らないと言うと、こんな話をしてくれました。
 
 一言で言いますと、旧彦根藩主の井伊家にこの琉球王国の国王の子孫が嫁いでいたのです。
 明治政府の廃藩置県で琉球王国は沖縄になったのですが、最後の国王、尚泰のひ孫が井伊直愛(なおよし)と結婚したのです。

 調べてみると、結婚されたのは昭和12年(1937年)のことでした。ちなみに井伊直愛はあの井伊直弼のひ孫にあたります。
 1953~1989年の長年、井伊直愛さんは彦根市長でした。琉球王国の末裔で奥様となられた井伊文子さんは歌人、著作家でもありました。
  
 それにしても、これほどの関係があるのに彦根と那覇は姉妹都市あるいは友好都市の関係にはないのです。残念ですよね~、とこのことを知る沖縄の人も言っていました。

 ちなみに、沖縄を旅行するなら寒さで一番縮こまって生活している真冬の1~2月が個人的にはオススメです。この時期、沖縄だと昼間は20~25℃くらいでちょっと暑いかな程度で快適です。
 オリーブのN先生の故郷でもある北谷(ちゃたん、と読みます)はリゾート気分が味わえますよ。

ばってんT村でした。

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