★オリーブホームページはこちらからどうぞ!

へんな日本語2016/12/04

 先日、「へんな日本語」というタイトルの本を買いました。
ありがちで間違いやすそうな表現をいくつか紹介したいと思います。

・とんでもございません
 「とんでもない」というひとくくりの形容詞なので「ない」の部分を「ございません」に勝手に変えてもおかしな丁寧語になります。
でも、もう普通に使われていて違和感もありません。

 一方、「申しわけない」はもうしわけ+ないという組み合わせなので、「ない」を「ございません」に変えて丁寧な表現にしても不自然ではありません。
 著者曰く、間に「が」をいれて自然かどうかで見分ける。とんでも(が)ない、は言えないが、申しわけ(が)ない、は言える。

・ひとだんらく
 仕事がひとだんらくした、ではなく「いちだんらく」が正しい言い方です。一休み(ひとやすみ)、一苦労(ひとくろう)などに引っ張られてまちがっているのではないか、と書かれていました。

・「および」と「ならびに」
 ボールペンおよびシャープペンシル、ボールペンならびにシャープペンシル
どちらが正しいでしょうか? 同じじゃないの、と思っていましたが使い分けがあるようです。
 似たジャンルの物事を並べるときには「および」、異なるものを並べる場合は「ならびに」です。ですから上記の場合は「ボールペンおよびシャープペンシル」が正解となります。

 「もしくは」と「または」の使い分けについても書かれています。
ただ、このように使い分けたほうが望ましいというレベルで絶対的な文法ではないそうです。

・「いただく」と「くださる」
 では、この使い分けは?
お越しいただきありがとうございます。
お越しくださりありがとうございます。

 こちらから頼んで来てもらったら、「いただき」、相手が自発的に来た場合は「くださり」とのこと。
 講師に講演などを頼んで来てもらったら「お越しいただきありがとうございます」、予約した客が来た時のレストランスタッフは「お越しくださりありがとうございます」と言うわけです。

 使い分けの理由も書いてありましたが、そう厳密ではなくどちらでもいいそうです。ただ、違いを理解して使い分ける方がもちろんいいですよね。聞かれたときにも答えられるしクイズネタにもなるし。

 そのほか、敷居が高い、役不足、煮詰まるなどの誤用についても書かれています。

 本屋に行きますとこの手の類似本が何種類もあって、結構読んでみると面白いし役に立ちます。最近、たまには本屋にGO!でパラパラ立ち読みして気に入ったら買っています。
 ばってんT村でした。

若冲2016/11/23

 今年はえらいブームらしいです。
伊藤若冲(じゃくちゅう)とは江戸中期に京都に生まれた画家です。生誕300年の今年、大々的に東京や生誕地の京都で展示会が開かれています。

 私も朝一で美術館に行ってきました。
 江戸時代の絵と言うと版画や浮世絵をもっぱら連想しますが、若冲は水墨画や絵具を使った写実的な絵が特徴です。
動植物の絵が多く、彩色画はほんとうに精細に緻密に描写されているのです。
 それも果物だとライチやランブータンなど外国産のものや、動物はゾウ、クジラなど当時、実際見ていないかもしれないものまで描いています。

 私が興味を持ったきっかけは、NHKの特集番組の中で紹介された技法に好奇心をそそられたからです。
 升目描きと言われる画面を小さな複数の升目に分けて塗り分けたり(モザイク画みたいなものですね)、透ける絹地の特徴を生かして違う色を裏表に塗って目的の色を出してみたりなど。

 また絵具についても、当時ドイツで18世紀始めに作られた初の人工青色顔料を初めて使っています。その顔料はオランダ船で長崎の出島に届けられ、なんらかの手段で入手したのだろうと言われています。

 こだわりの絵師だったのですね。「千年後に自分の絵を理解してくれる人が現れるのを待つ」という意味のことを言ったそうなので、当時はあまりヒットしなかったのでしょう。
 でも1,000年は待たずとも300年後にブレークというところでしょうか。

 代表作である動植綵絵(どうしょくさいえ)という植物、鳥、魚貝、昆虫を描いた30枚(掛け物、軸物なので正しい助数詞で30幅と言うらしい)の色彩豊かな絵があるのですが、これは東京だけでの展示で残念ながら京都ではお目にかかれません。
 どうりで東京では入場5時間待ちだったのもわかります。

 難しいウンチクや専門知識がなくとも普通に楽しめる絵なので若い人にも人気らしいです。
 先日も民放で特集をやっていましたが、若者にも受けるもう一つの理由はその名前「じゃくちゅう」。拗音を含むと発音しやすく印象にも残るためと言語学者が解説していました。
 でも事例の引き合いにあの「ピカチュウ」を出すのはどうかと思いましたが・・・
ばってんT村でした。

長崎弁講座2016/11/06

 オリーブで開催した関西弁講座がたいへん好評でした。
そこで今回のブログでは趣向を変えて私の故郷である九州の長崎弁講座をやってみたいと思います。

 九州とひとくくりに言っても、関西弁と同じように地域によって方言も少しずつ違ってきます。私の出身地は長崎ですが、ここは九州の西部地方(長崎、佐賀、熊本)の方言に属します。

では、さっそく長崎弁の例文を見てみましょう。

A:そん顔、どがんしたと?
B:かみさんのくらしたと。えすかった~。
A:なしてくらされたと?
B:宝くじば100枚もこうたばってん、いっちょん当たらんかったけん。
 そいば言うたら、「なしてそがん無駄使いすっとね!」ってはらかいてくさ。そいでくらされたとばい。
A:そがんことすっけんたい。宝くじ、ごっといはずれとったい。

これを標準語に直すと

A:その顔、どうしたの?
B:妻が殴ったんだ。怖かった~。
A:なぜ殴られたの?
B:宝くじを100枚も買ったんだけど、ひとつもあたらなかったからさ。
 それを言ったら、「なぜそんな無駄使いするの!」って腹を立てて。それで殴られたんだ。
A:そんなことするからだよ。宝くじ、いつもはずれているじゃないか。

 いかがですか?
主な文法上の特徴は次のようになります。これらは会話に頻繁にでてきますので覚えておきましょう。

1.主格を表す助詞に「の」を多く使う  かみさんが→かみさんの
2.終助詞に「ばい」「たい」を使う 
3.対象を示す助詞に「ば」を使う  宝くじを→宝くじば
4.理由を表す助詞に「けん」を使う 当たらなかったから→当たらんかったけん
5.逆説の接続詞に「ばってん」を使う

 はい、助詞に大きな違いがあることがおわかりになると思います。特に「の」は主題を表す「が」の代わりに頻繁に使います。
 「犬のえさを食べた」は「私は空腹のあまり犬のえさを横取りして食べた」という意味ではなく「犬がえさを食べた」のことです。
で、修飾を表す場合は「の」よりも「ん」を使います。誰の本ですか?→誰ん本ね?

その他の特徴として
6.形容詞、形容動詞の語尾は「か」になる。 
 高い→高か、きれいな→きれいか
 さらに語尾がカ行の場合、促音化してしまう。 
 高か→たっか、低か→ひっか
7.動詞の「る」が促音化する  
 する→すっ なにをするのですか?→なんばすっとですか?
 来る→来っ いつ来る?→いつくっと?

 いかがでしたか? 文法的な傾向はつかめたと思います。
でも純粋な方言や言い回しは覚えるしかありません。「殴る」を「くらす」、「怖い」を「えすか」、「いつも」を「ごっとい」と言われても、何?って感じですよね。

 また機会がありましたら第二回目をやりたいと思います。
ばってんT村でした。

ドレミの歌2016/10/23

 ドはドーナツのド・・・で知られるドレミの歌ですが、オリジナルはミュージカル及び映画「サウンド・オブ・ミュージック」中の歌であることをご存知の方も多いと思います。

 つまりオリジナルの英語の歌詞があり以下のような内容です。日本語版が単語の頭文字を当てているのに対して、オリジナルは単語そのものを当ててその説明を歌っています。

Doe, a deer, a female deer
Ray, a drop of golden sun
Me, a name I call myself
Far, a long, long way to run
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow sew
Tea, a drink with jam and bread
That will bring us back to Doe

 これ、けっこう英語の勉強になるんです。
Doeとはメスのシカ、ヤギ、ウサギなど示す単語です。でfemale(メス)のdeer(鹿)。
 Meは自分自身を呼ぶときの名前って、まったく英英辞典の説明文みたいです。
 Sewは「縫う」の意味ですが、針で糸を引くことと言っています。
Laはsewに続く音符と言っていますが、ラが付く適切な用語がなかったんでしょうかね?

 それと、英語ではシではなくティ(Tea)なんです。これはオリジナルを聞いて初めて知りました。

 さて日本のドレミの歌は、ドーナツ、レモンと食べ物が続きますが、最初はすべて食べ物で行こうとしていたらしいです。しかしファの付く食べ物が見つからなくて断念したとのこと。おもしろいエピソードです。

 全く話変わって、今世界中で大ブレイクしている動画があります。こちらの英語は簡単に憶えられますよ。とにかく単語数が少ない。日本人が歌っています。
YouTubeでppapと検索してみてください。ブームが去る前にどうぞ。
ばってんT村でした。

紛らわしい2016/10/09

 もう20年以上前になりますが、アメリカに留学していた日本人高校生がハロウィーンパーティで訪問する家を間違えて射殺される事件がありました。
 不法侵入と思ったその家の男性は「Freeze」と警告したが、それを「Please」と聞き間違えたためと当時は報道されました(実際はその後「Stop」と言い換えても近づいてきたため発砲したと言われている)

 いずれにしてもこの「Freeze」、アメリカでは一般的で映画の中でも警官が拳銃を構えて言っているシーンをよく見ます。でも日本人にはなじみがありません。

 発音ではありませんが、意味の解釈間違いもありがちです。
「Hold it」、これだけ聞くと「それ持って」と思ってしまいますが、holdはそのまま保持の意味もありますので「動かないで」とか「ちょっと待って」の意味になります。

 たとえばこのようなシーン。あなたが台所でカップやヤカンが熱くなっているのを知らずに手を伸ばしかけたとき、まだ日本語が話せないホームステイ中のアメリカ人に「Hold it」と言われたとしましょう。
それは「待って。熱いから触るな」という意味で言われたのです。

 もう一例、「Off limit」、ドアにこの表示が貼ってあったらどう解釈しますか?
 立入禁止のことです。Limitなしで誰でも入ってよい、の意味ではありません(もっともそんな表示をわざわざドアに付けませんが)

 似たようなことで数年前にたいへん恥ずかしい経験をしたことがあります。
 ある部品を製作してもらっているイギリスのメーカさんに打ち合わせのため出張した時のことです。その製品を扱う代理店のイギリス在住の日本人女性(当然、英語ペラペラ)にも同行してもらいました。

 メーカさんから「その後の製品の状況はどうですか?」というようなことを聞かれ、私は「故障は非常に少ない」と表現したくて、“非常に少ない”を「quite a few」と言ったのです。

 すると、それを聞いたその代理店の女性が日本語で「Tさん、quiteは要りませんよ。quite a fewだと“たくさん”の意味になります」と半分苦笑いしながら指摘してくれました。
 私は「おたくの製品は故障が多い」とまったく逆のことを言ってしまったのです。

 後から調べるとこのquite a few、高校2年レベルの語彙らしい。習った記憶はうっすらあるが正しい意味を忘れてる… やはり使わないと記憶に定着しませんね。

 日本語を勉強している外国人も、日本語で同様な経験をされることがあるかもしれません。
 例えば促音が聞き取れず、「行ってください」を「いてください」と聞き間違えるとまったく別の行動になってしまいます。

 それと尊敬語の「いらっしゃる」なんて来る、行く、いる、とまったく違う3つの状態を表すのですから、慣れないと混乱するでしょうね。すでにいるのか、これから来るのかどっちやねん、ってつっこまれそうです。

 つくづく、外国語は聴いて話して慣れることだな、と感じます。
ばってんT村でした。

漢字ミュージアム2016/09/25

 京都にある漢字博物館というところに行ってきました。日本初で今年の6月にできたばかりです。

 1、2階あり見るだけでなく、「聴く、触れる、遊ぶ、学ぶ」ことができるようになっていてけっこう楽しめます。来場者は子供連れの親子が多かったです。
 入口で入場料を支払うと体験シートというものをくれます。内容をそのまま書きますと、
「01甲骨文字占い、02 金印スタンプ、03 万葉仮名で名前を作ろう、04 もとの字スタンプ カタカナ編 ひらがな編、05 漢字で国名 この国、どう書く」
となっていて各テーブルを回って体験することができます。

 入って最初は、漢字の成り立ち、漢字からカタカナ、ひらがなができた過程などを8分ほどにまとめた映像が上映されるコーナーがありますのでそれを見るとよいでしょう。

 個人的に一番興味深かったのは本物の甲骨文字が見られることです。甲骨文字が刻まれた本物の甲骨が2階に展示してあります。3,000年以上の時を経たとは思えない鮮明さでした。

 それと、展示だけの紹介でしたがここで初めて知ったのは「日中韓共同常用漢字808字」といわれるもの。これは三国で共通して使用される頻度の高い漢字を抽出し普及させ相互理解を深めようという目的のもので、三国で会議も開催されているらしいです。

 同じ漢字でも日中で意味が違うものがあるのはご存知のとおりでその解説も必要でしょうね。また韓国はハングル文字により漢字離れが進んでいます。これを機会に昔のように、漢字教育も盛んになるとよいなと感じました。

 もうひとつ見どころは入場せずとも立ち寄れるお土産屋。漢字にちなんだ物も置いてあります。
 ここで大型液晶パネル6枚を屏風に見立てて祇園祭りを映像とCGで紹介しているのですが、これが綺麗で見ごたえがあります。スタッフさんがいて鉾や山の解説もしてくれます。横には実物大に再現した鉾も飾ってあります(車輪は長年使用された本物から持ってきたとのことです)

 「漢字博物館」で検索すれば、詳細はホームページで見ることができます。場所は祇園、八坂神社の西楼門の前の四条通りを入ってすぐ、ローソンの横です。
興味ある方は一度訪ねられてはどうでしょうか?
ばってんT村でした。

ネーミング2016/09/11

  昔、こんななぞなぞがありました。
「自分のものなのに他人の方がよく使うものな~んだ?」
答えは「名前」なのですが、最近、若い日本人の名前が読めなくなってきています。

 キラキラネームなどと言われる名前が出現しはじめてからです。
初期の頃は、まず漢字を当て字にして外国人っぽいネーミングにしていたケースが多かったと思います。例えば「真凛」をマリンと読むのですが、これらはまだ読めました。
 将来、国際的に活躍してもらいたいという親の願いを込め、外国人にも覚えやすい(発音しやすい)名前にしたという考えもあったようです。
 
 ところが最近はもう読めません。リオオリンピックの出場選手でたまたま目にしたのは「騎士」。
 テレビにこの文字が出た時、はたしてなんと読むのか想像しました。まさかそのまま「きし」であるはずがなく、「ナイト」と読むのでした。和文英訳かいな~、と一人でテレビにつっこみました。
 で、好奇心からネットでいろいろ調べてみると、こんな名前も。「光宙」をピカチュウ、今や世界中で大人気ですね。

 ご存知の方も多いと思いますが、戸籍法では名前に使う漢字はどう読んでもかまわないことになっています。つまりどんなデタラメでもよくて、「太郎」を「ウルトラマン」と呼んでもよいわけです。
 戸籍には読みは登録されないからこのようなことも可能なのです。

 ところが名前に使う漢字については、私も知らなかったのでネットからの引用、要約で紹介します。
 読み方は自由なのに、名前に使用できる漢字には制限があるのです。10万あるといわれる漢字のうち名前に使用できるのは常用漢字2,136字プラス人名用漢字(という定義があるらしい)862字の合計2,998字。

 例えば崔、懍、逍、檸、檬などは使えません。
 苺(いちご)、雫(しずく)も禁止漢字だったのですが、国民の要望の声が大きく2004年から使用可能になったということです。

 マンガ*「こち亀」の登場人物に檸檬(れもん)という名の幼児がいるのですが、漢字では命名できないということになるのですね(話脱線して…こち亀、ついに終了してしまって残念です)
*「こちら葛飾区亀有公園前派出所」

 名前の読みに話を戻すと、戸籍と違い住民票にはふりがなを書く欄がありそこで読みを登録するわけですが、申請すれば読みは変更できるのです。
 親にもらった名前だけど、好きじゃない、変えたいと思っている人、読みだけなら簡単に変えられます。明日から「保安官のロバートです」って実際に自己紹介もできるんです(このセリフ、知っている人にはわかる)

 日本では名前の「読み」は極端に言うと便宜上のもので、重要なのは「登録した文字」だということです。でもやはり他人のほうがよく使う自分の名前、せめて読める漢字にしてほしいですね。
ばってんT村でした。

炎のランナー2016/08/28

 今年のオリンピックは盛り上がりましたね。
盆休みと重なったこともあって私も連日、テレビで見ていました。競技のダイジェスト番組や特集番組がいくつも放映され、その中でBGMとして時々「炎のランナー」という映画のテーマ曲が使われていました。アカデミー賞も取った映画です。
 そういえば、前回のロンドンオリンピックの開会式にも使用されました。

 この音楽を聞いて映画を久しぶりに観たくなり、ネットで探して観てみました。公開時、映画館で1度見たきりでストーリーはほとんど忘れていましたが…・
 1924年のパリオリンピックに短・中距離ランナーとして出場するイギリス人青年たちを描いたもので、脚色は多いですが登場人物は実在です。

 印象深く記憶に残っていたのは、主人公の一人は敬虔なキリスト教徒なのですがオリンピックで100mレースの予選が日曜日になったことに対し、安息日である日曜日のレースを拒否したシーン、オリンピックに来た意味がなかね~、という場面です。

 神に仕えるか国家に従うかという選択に迫られ…という風にストーリーが進みます。人種や宗教、国家が絡み合い、普通のスポ根ものとは少し趣は違います。

 この映画ではもうひとつ思い出があります。当時、英会話を習っていてフリートークの話題に前日に見たこの映画を出そうとしたのですが英語の原題を知らなかったので戸惑ってしまいました。
あらすじを片言の英語で先に話すと、先生が「ああ、原題はChariots of Fireだね」という答え。

 「Chariotとは何?」と聞くと英語で説明してくれました。
 古代ギリシャ・ローマ時代の馬に引かせた二輪の戦車や競争馬車のことだったのです。映画で例を出すとすればあの「ベンハー」に競争シーンで出てきましたね。
 まぁ、普通の英会話では一生でほとんど出会わないような単語なのですが、なぜかこのように印象に残ると覚えてしまうものです。

 日本のアニメで日本語を覚えた外国人が、どこでそんな日本語を知ったの?というような単語を使えるのも納得がいきます。「奈落の底」なんて単語を知っているんですよ。
ばってんT村でした。

電車でGO2016/08/13

 昨年に続いて今年も生活に必要な日本語を教える教室で「切符を買う」というテーマで切符の買い方、電車の乗り方についての授業をしました。

 その中でH先生が京都駅での湖西線への乗り間違いについて説明したのですが、確かに草津、米原方面行きのホームから時々湖西線が発着していて日本人でも間違えることがあります(ローカルな話題で失礼)

 個人的な経験ですが、この湖西線どころでないややこしいホームがあるのです。それは名古屋鉄道の名古屋駅のホームです。
 ここはひとつのホームから4~5方面行きの電車が数分おきに発着しています。通勤などで普段使っていなければ、よそ者にはまぁわかりにくいです。

 停車時のドアの場所が行き先別にずらしてありその場所が色別に表示してあります。まずここで混乱します。自分が何時何分発の何線に乗るかを憶えておかないと並ぶ列さえわかりません。
 幸い、電車は時間に正確で停車位置も正確ですからその時間になって来た電車に乗れば間違うことはまずありませんが。

 これまた私の狭い経験からですが、海外の鉄道は日本以上に乗りこなすのが難しいと思います。
 定刻どおりに発着しない、ホームの停車位置が適当、駅に時刻表の表示がない、列車に行先表示がない、発車のアナウンスやベルがない、車内では次の到着駅のアナウンスがない、のないないづくし(ちろん例外もあります)

 乗る前から、乗車中、降りるまでとずっと気を張っていなければならず、無事目的の駅で降りられたらホッとします。
 最後まで気が抜けないということでは、こういう経験があります。イギリスだったと思いますが、電車に乗って移動、目的の駅に到着する直前にドアの前に立って開くのを待っていたのです。

 が、電車が停止してもドアが一向に開きません。なぜだ…自動ドアのはずなのに・・・と焦っていると、近くにいた人がドアの横にあったボタンを押してくれたのでした。
海外には、この半自動ドア(閉まるのは自動だが、開けるのはドア横のボタンを押す)があるので要注意です。
乗車する人が外からボタンを押せばドアは開いたのですが、そのときそのドアから乗る人がたまたまホームにいなかったのです。

 もし、電車の切符の買い方、乗り方講座をその国で外国人相手にやるとしたらこれは項目の一つになりますね。

 つくづく、電車の中で居眠りもできる日本の治安のよさ、電車運行の正確さ、快適さを実感します。

 そうです、書いていて思い出しました。
日本にも半自動ドアがありました。滋賀でも確か草津線や湖西線で冬季限定ですがドアの横に開閉両方のボタン付きの車両を見かけます。
ホームで待ち時間が長いとドアが開いたままでは寒いので乗客が開閉できるようになっているのです。

 やはり、日本人は自動ドアに慣れ過ぎですよね。今やトイレのふたまで自動があるくらいですから。
ばってんT村でした。

ShortかSmallか?2016/07/31

 S、M、Lと聞けば衣服のサイズをまず思い浮かべますよね。
SはSmallのことですが、飲み物になるとスターバックスやコンビニコーヒーのSはShortのことらしい。ついつい、Smallと言ってしまう。

 スタバでのサイズ(量)表示はShort、Tall、Grande、Vendiとなっています。この中でGrande、Vendiはイタリア語です。
 ちなみにVendiって数字の「20」の意味なのですが、どのくらいの量かというと20オンス=590mlです。そんなに飲むの?と思います。
 
 日本には大、中、小という一目瞭然の便利な漢字があるのだからこれを使えばいいのにと思うのです。大の上なら特大という単語もあります。
 でもどんぶり飯でもないのに日本語を使って大と言ってもチョット違和感があるな・・・。いやいや、調べてみると中国ではShort、Tall、Grande、Vendiは小杯、中杯、大杯、超大杯と言うらしい。やはり漢字の国だ。

 本場アメリカのスタバにはさらに大きいTrentaというサイズがあります。これもイタリア語で意味は「30」、約30オンス=900mlのこと。アメリカには注文する人がいるということか。絶対、後半は冷めるよね、と思うのは大きなお世話?

 これに限らずアメリカはやはりサイズが大きい。
日本だとペットボトル飲料は1リットル、せいぜい2リットル入りまでです。が、アメリカだと1ガロン(約3.7リットル)が普通にスーパーに売っています。
 映画館ではバケツサイズの入れ物に入ったポップコーンを売っているし、ピザはマンホールのふた並み(このサイズだと分け分けして数人で食べるのでしょうが)

 アメリカではありませんが以前、マルタ共和国(イタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国)というところに2人で出張に行った時のこと。

 地元の人で賑わっているイタリア系のレストランに夕食で入りました。2人でパスタ2皿、肉料理1皿、魚料理1皿、サラダ1皿頼んだのですが、ウェイターが我々を見て「多分多すぎると思います。サラダも料理の付け合わせにあるもので十分だと思います。もっと減らした方がいいですよ。足りなかったら追加で注文すれば」と親切にもアドバイスしてくれました。

 周りのテーブルを見回すと確かに皿がデカい。助言どおりパスタ1皿、肉料理1皿に改めましたが、正解でした。1皿の量が日本人の感覚で言うと2人前はあったのです。2人でシェアしてちょうどでした。

 ちなみに日本人や他のアジア系の人もよく見かけたのですが、実はマルタ共和国は英語の語学留学先として行く人が多いそうです。イギリスの植民地だったこともあり、マルタ語と英語が公用語になっているからでしょう。
 あのウェイターの助言も日本人の胃袋のサイズを知ってのことだったに違いありません。

 話がそれてきましたが、マルタはあの犬のマルチーズの発祥の地でもあります。
 さらにここは猫が多い国で、人口の倍ほどの70万匹以上も生息しているとのことです。その昔エジプトから連れてこられたとか漁師がネズミ退治のため連れてきたなどの説があるそうです。
 ばってんT村でした。
★コメント・トラックバックは内容確認後公開しております
★オリーブホームページはこちらからどうぞ!