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電車でGO2016/08/13

 昨年に続いて今年も生活に必要な日本語を教える教室で「切符を買う」というテーマで切符の買い方、電車の乗り方についての授業をしました。

 その中でH先生が京都駅での湖西線への乗り間違いについて説明したのですが、確かに草津、米原方面行きのホームから時々湖西線が発着していて日本人でも間違えることがあります(ローカルな話題で失礼)

 個人的な経験ですが、この湖西線どころでないややこしいホームがあるのです。それは名古屋鉄道の名古屋駅のホームです。
 ここはひとつのホームから4~5方面行きの電車が数分おきに発着しています。通勤などで普段使っていなければ、よそ者にはまぁわかりにくいです。

 停車時のドアの場所が行き先別にずらしてありその場所が色別に表示してあります。まずここで混乱します。自分が何時何分発の何線に乗るかを憶えておかないと並ぶ列さえわかりません。
 幸い、電車は時間に正確で停車位置も正確ですからその時間になって来た電車に乗れば間違うことはまずありませんが。

 これまた私の狭い経験からですが、海外の鉄道は日本以上に乗りこなすのが難しいと思います。
 定刻どおりに発着しない、ホームの停車位置が適当、駅に時刻表の表示がない、列車に行先表示がない、発車のアナウンスやベルがない、車内では次の到着駅のアナウンスがない、のないないづくし(ちろん例外もあります)

 乗る前から、乗車中、降りるまでとずっと気を張っていなければならず、無事目的の駅で降りられたらホッとします。
 最後まで気が抜けないということでは、こういう経験があります。イギリスだったと思いますが、電車に乗って移動、目的の駅に到着する直前にドアの前に立って開くのを待っていたのです。

 が、電車が停止してもドアが一向に開きません。なぜだ…自動ドアのはずなのに・・・と焦っていると、近くにいた人がドアの横にあったボタンを押してくれたのでした。
海外には、この半自動ドア(閉まるのは自動だが、開けるのはドア横のボタンを押す)があるので要注意です。
乗車する人が外からボタンを押せばドアは開いたのですが、そのときそのドアから乗る人がたまたまホームにいなかったのです。

 もし、電車の切符の買い方、乗り方講座をその国で外国人相手にやるとしたらこれは項目の一つになりますね。

 つくづく、電車の中で居眠りもできる日本の治安のよさ、電車運行の正確さ、快適さを実感します。

 そうです、書いていて思い出しました。
日本にも半自動ドアがありました。滋賀でも確か草津線や湖西線で冬季限定ですがドアの横に開閉両方のボタン付きの車両を見かけます。
ホームで待ち時間が長いとドアが開いたままでは寒いので乗客が開閉できるようになっているのです。

 やはり、日本人は自動ドアに慣れ過ぎですよね。今やトイレのふたまで自動があるくらいですから。
ばってんT村でした。

ShortかSmallか?2016/07/31

 S、M、Lと聞けば衣服のサイズをまず思い浮かべますよね。
SはSmallのことですが、飲み物になるとスターバックスやコンビニコーヒーのSはShortのことらしい。ついつい、Smallと言ってしまう。

 スタバでのサイズ(量)表示はShort、Tall、Grande、Vendiとなっています。この中でGrande、Vendiはイタリア語です。
 ちなみにVendiって数字の「20」の意味なのですが、どのくらいの量かというと20オンス=590mlです。そんなに飲むの?と思います。
 
 日本には大、中、小という一目瞭然の便利な漢字があるのだからこれを使えばいいのにと思うのです。大の上なら特大という単語もあります。
 でもどんぶり飯でもないのに日本語を使って大と言ってもチョット違和感があるな・・・。いやいや、調べてみると中国ではShort、Tall、Grande、Vendiは小杯、中杯、大杯、超大杯と言うらしい。やはり漢字の国だ。

 本場アメリカのスタバにはさらに大きいTrentaというサイズがあります。これもイタリア語で意味は「30」、約30オンス=900mlのこと。アメリカには注文する人がいるということか。絶対、後半は冷めるよね、と思うのは大きなお世話?

 これに限らずアメリカはやはりサイズが大きい。
日本だとペットボトル飲料は1リットル、せいぜい2リットル入りまでです。が、アメリカだと1ガロン(約3.7リットル)が普通にスーパーに売っています。
 映画館ではバケツサイズの入れ物に入ったポップコーンを売っているし、ピザはマンホールのふた並み(このサイズだと分け分けして数人で食べるのでしょうが)

 アメリカではありませんが以前、マルタ共和国(イタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国)というところに2人で出張に行った時のこと。

 地元の人で賑わっているイタリア系のレストランに夕食で入りました。2人でパスタ2皿、肉料理1皿、魚料理1皿、サラダ1皿頼んだのですが、ウェイターが我々を見て「多分多すぎると思います。サラダも料理の付け合わせにあるもので十分だと思います。もっと減らした方がいいですよ。足りなかったら追加で注文すれば」と親切にもアドバイスしてくれました。

 周りのテーブルを見回すと確かに皿がデカい。助言どおりパスタ1皿、肉料理1皿に改めましたが、正解でした。1皿の量が日本人の感覚で言うと2人前はあったのです。2人でシェアしてちょうどでした。

 ちなみに日本人や他のアジア系の人もよく見かけたのですが、実はマルタ共和国は英語の語学留学先として行く人が多いそうです。イギリスの植民地だったこともあり、マルタ語と英語が公用語になっているからでしょう。
 あのウェイターの助言も日本人の胃袋のサイズを知ってのことだったに違いありません。

 話がそれてきましたが、マルタはあの犬のマルチーズの発祥の地でもあります。
 さらにここは猫が多い国で、人口の倍ほどの70万匹以上も生息しているとのことです。その昔エジプトから連れてこられたとか漁師がネズミ退治のため連れてきたなどの説があるそうです。
 ばってんT村でした。

申し込む2016/07/17

 日本での生活に必要な日本語を勉強してもらう初心者向け日曜クラスで昨年に引き続き「申込書の書き方」の講座を行ないました。
 想定される場面としては銀行の口座開設時、定期券の購入時、ポイントカードの申請時など、実生活ではけっこうこの申込書の記入には遭遇します。

 中華系以外の外国人にとっては漢字の読み書きというのがまず最大のハードルです。
 申込書に書かれてある記載項目「氏名」「住所」「電話番号」という漢字を覚えることになります。
 次のハードルは住所の記入です。「滋賀」なんて画数が多くてかなり難解な漢字になります。これに生徒さんは苦労していました。「大阪」のような画数が少ない地名だったら簡単だったのにね。

 さて、日本に住んでいる日本人には日常こんな苦労は当然ありません。が、たまに遭遇する場面があるとすれば海外旅行の時でしょうか。

 申込書ではないですが、渡航先の入国・出国カードが相当します。パック旅行だと事前に旅行会社がガイドはしてくれますが、個人旅行や出張だと機内で配られ初めて見ることになります。

 到着国の言語と英語で併記されているのが一般的で、日本人はまず英語を読むことになりますが馴染みのない単語が出てくると、何の意味?となります。

 まずひっかかりそうなのが性別です。Male、Femaleと書かかれている。あるいはM Fの頭文字のみ。想像を働かせればMが男性、Fが女性と判断はつきますが、日常で使う単語ではないので少し迷います。Man、Womanという単語は知っていてもMale、Femaleは馴染みがありません。

 次がOccupationでしょうか。Jobと書いてくれればまだわかりやすいものを、と思います。

 ほんとうにわからなかったのがEmbarkation。乗船、搭乗の意味なのですが、この単語は入国カードの中で初めて見ました。
Port of Embarkationと書かれてあり、乗るか降りるかどちらかのことだろうなとぼんやり想像はつきましたが・・・
Departureと聞きなれた単語を使ってくれている国もあります。

 外国語にもこのように話し言葉と書き言葉の違いがあるものだと実感する事例です。日本語でも申込書には「職業」と書いてあるのが一般的で「仕事」とは書いていませんからね。

 外国で生活するとなると会話だけでなくそれなりの書き言葉も覚える必要があることを実感させます。生活者のための日本語というくくりで実施するこのような教室も有効ではないかと思いました。
 ばってんT村でした。

トイレ事情2016/07/03

 今回はオリーブ通信4月号の中川先生のブログから話題を借用させてもらいました。

 私の知っている狭い範囲ですが、トイレを外国語ではどう言っているか?
 韓国では日本同様、化粧室という呼び方があります。漢字もそのまま、もちろん現在だとハングル表記になるのですが、カタカナで発音を書けば「ファージャンシル」となります。
「化粧」の韓国語発音がファージャンで「室」がシルです。
 日本と同じで、「便所」という呼び方もあります。韓国語読みだと「ピョンソ」
発音は別にして韓国語は日本語とよく似ていますね。
 
 タイ語では声調を無視してカタカナで発音を書くと「ホン(グ)ナーム」と言います(実際はグは聞こえません、ホンコンのホンと同様)
「ホング」は部屋の意味、「ナーム」は水の意味です。お手洗いの意味に近いでしょうか。

 でも各国語でトイレに相当する単語を知らなくても、だいたい「トイレ」といえばわかってくれると思います。結構世界でも通じる共通の単語になっているのではないでしょうか。
 ただ、英語の通じる大きなホテルなどを除いて中国では通じない場合が多かったので中国語では憶えておいたほうがよいと思います。

 ところで今はあまり見かけませんが、昔トイレをWCと表現していたことをご存知の方もいらっしゃると思います。これはいったい何の略なのでしょう?
 知りませんでしたが、Water Closet(ウォータークロゼット)の略語らしいです。ただし和製英語とのこと、従い海外では通じないことになりますね。
 
 さて実用面ですが外国の公衆トイレで気をつけることは、公園や観光地などでは有料の場合があるということで小銭が必須です。
 入り口にテーブルを置いて管理人が座っています。例えばイタリアだと確か1ユーロでした。120~130円なのでこれは高いですよね。タイだと1~2バーツ(4~8円)、これだと気にせず入れます。
 駅の自動改札口のように入口が自動になっている国もありました。
各国の公衆トイレ事情もさまざまです。

 さて日本のトイレは使う人の立場を考えているという点でも優秀だと思います。
 私が最近さすが日本と感心したのは、関空か成田空港かは忘れましたが、トイレ個室の中の側面に折りたたみ式の踏み台が設けられている所があることでした。
 これをパタンと拡げてその上に乗って着替えができるようになっているのです。飛行機の乗り降り前後に着替える人のために考えてあるのがよくわかります。

 あの洗浄機能付きトイレといい、この利用者を考えた設備といい、日本はトイレに関していえば五つ星クラスの国ではないでしょうか?
ばってんT村でした。

本陣ミニツアー2016/06/19

 先週、オリーブの小行事で草津にある本陣と草津宿街道交流館を巡るミニツアーを行ないました。

 本陣とは大名、幕府役人、貴人などの宿泊所、言わばホテルのことです。
 江戸時代、宿場町だった草津には本陣が2軒、脇本陣が2軒、旅籠72軒あったと言われています。その中で本陣は参勤交代で移動する殿様や重臣など主にVIPたちが宿泊したところです。

 現在の旅館やホテルと対比して見学すると面白いのです。
本陣を5つ星ホテルとすれば、脇本陣と言われるのが4~3つ星ホテル、旅籠がビジネスホテルという感じでしょうか。
  
 現在だと「歓迎 ○○様ご一行」など旅館やホテルの入り口にプレートなどで書かれたものを見かけますが、同じように本陣には大きな木札に藩名などが書かれたものが入り口に掲げてあります。関札あるいは宿札と呼ばれています。

 今だと電話やネットで事前にホテルの部屋を予約しますが、当時も参勤交代の団体が宿泊するときは事前に宿場に通達を出し部屋割りをしていました。
 先発隊がそのときにこの関札も持参していったといいます。
 なにせ、参勤交代の人数たるや、小さい藩で100人ほど、大きい藩だと1,000人を超えていたといいますから予約なしではとうてい泊まれません。

 ゲストブック、宿帳に相当する「大福帳」も展示してあります。歴史上のあの超有名人も泊まっていたのですよ、ぜひ自分の目で確認してくださいね。

 本陣の奥には殿様専用のVIPルームがあり、他の部屋から段差を設け一段高くなっています。トイレ、お風呂も専用。
 また、廊下も畳敷きになっていて、宿泊が多人数で部屋が足りなくなったときはこの廊下をいくつにも仕切って臨時に部屋にしたそうです。今で言うエキストラベッドでしょうか。

 宿泊客が自炊もできるようになって、これは現代のキッチン付きの滞在型ホテルなどと同じ機能です。

 大人数が旅をする参勤交代にかかる費用は現在の貨幣価値で数千万円もかかっていたそうで藩によっては財政を圧迫するほどであったと言われています。
 一方、お金が落ちる宿場町にとってはかなりの経済効果があったのではないでしょうか。

 草津宿街道交流館では、浮世絵摺りの体験コーナーがあり浮世絵ができる過程を知ることができたり、旅装束用の着物や道具もありそれらを身に着けることもできます。

 実は草津に20年以上住んでいながら、この本陣には総会の後に田中先生に解説付きで下見で行ったのが初めてでした。

 これら2館共通の入場料350円は安いと思います。皆さんも気軽にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
今回は参加者が少なかったのでまた本陣ミニツアーは企画したいと思っています。
 ばってんT村でした。

時の流れ2016/06/05

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言われるように年初の過ぎ行くのは早く、4、5月は花見だ、ゴールデンウィークだと言っているうちにもう今年も半分近くが終わろうとしています。
 光陰矢のごとし-----齢を重ねるにつれ実感するようになります。

 子供の頃はもっと年月の流れは緩やかだったように思います。振り返ると小学校の6年間は長かった。でも成人して以降の4、5年などはそれこそアッという間。えっ、今年はもうオリンピックの年だったか?というような感覚です。

 これは単なる感覚的なものではなくちゃんと科学的根拠があるそうです。専門用語で言うと「充実時程錯覚」じゅうじつじていさっかく、と言います。
 変化が多いと時間を長く感じ、変化が少ないと短く感じる、脳が本来持っている錯覚とのことです。

 テレビ番組の中でやっていましたが、実験でも検証できるそうです。
同じ動作を通常の速度とスローモーションの2種類で同時間だけ見せるという実験でしたが、確かにスロー映像(変化が少ない)の方が短く感じます。

 つまり子供の頃は初めて経験することが多く変化の多い生活を送りますが、人生経験を重ねると徐々に変化が少ない生活になってくる。従い年齢とともに年月の経過を早く感じるという理屈です。

 でも、ちょっと待てよ、と思う方もいるでしょう、そう…私も思いました。
楽しい時間はあっという間に過ぎるではないか。楽しい時間というのは、変化があり充実した時間だ。例えば旅行に行ったら観光地をめぐり買い物をしておいしいものを食べて、というように。
 逆にすることもない変化のない退屈な時間は長く感じる。例えばケガで入院して寝てるだけだと毎日何と退屈なことでしょう。

 先の充実何やらという学説と矛盾するのか?
たぶんですが、上記のような特定の出来事だけで比較すると、楽しい場合は時を忘れる、あるいはもっと時間がほしいとなり、退屈な時は早く時間よ過ぎてくれ、というように期待が入るためそれが大きく感覚に影響しているからではないでしょうか。

 さて視点を外部に向けて、時間の流れがゆったりしている、時間の流れが違う、とか言われる国や場所があります。国名や地名を取って○×時間(タイム)なんて聞かれたことがあるでしょう。
 概して生活様式がゆったりしている、あるいは時間におおらかな国や地方を指して言います。確かにその中に身を委ねると見事にその国、地方のローカルタイムに馴染んでしまいます。

 もう昔ですが、中国のとある地方に出張で4日ほど滞在した時のこと。その工場は昼休みがなんと2時間もあって従業員は昼になると一斉に徒歩や自転車で自宅に帰ります。自宅で昼ごはんを食べ休憩して再び2時間後に戻ってくるのです。ほとんどの従業員が工場近くの住民なのです。

 これは予定通りに仕事が進まないぞ、当然残業もしてくれないし、とあせりましたが、しかたなく我々もこの昼休み習慣に倣い、一旦ホテルに帰って昼食、その後に昼寝したり散歩したりして午後から再度出勤としました。
 季節はちょうど春。回りには菜の花畑が一面に広がりそれを見ていると、あせってもしょうがないね、と現地時間に徐々に染まっていくのでした。

 インド出張ではこんなこともありました。早朝6時発の列車で移動するためニューデリー駅に来たところ、列車の出発時間が遅れる、とのアナウンス。
 どの程度遅れるのか聞くと「3時間ほど遅れるそうだよ」としばらくして知らされる。多少の遅れは予想していたが、そんなに~、ここは始発の駅ではないの?列車の姿も見えません。
 でも周りを見ても、騒ぎたている人や文句を言う人はなく、皆平然として待っています。日常茶飯事なのでしょう。

 待合室は混みあっていて立錐の余地もありません。じゃ、しばらく散歩でもするかと荷物を同行のインド人に預け駅を出て付近をぶらぶら散策することにしました。
 路上でチャイ売りの少年からチャイを買って飲んだり、通りを小走りに駆ける野良牛を眺めたりと人間、動物ウォッチング。

これがインディアンタイムか・・・
列車は予告の時間通り?3時間遅れの9時ごろに無事出発しました。

 思うに、何もせず過ごすとなると耐えられず一番に脱落するのは多分日本人が世界一早いのではないでしょうかね。
ばってんT村でした。

マーフィーの法則2016/05/22

 自分が並んだ行列は進まない。満員電車の中、自分が立っている前の席だけが空かない。
 ヤマは外れ、勉強しなかったところに限ってテストに出題される。
ある年齢以上の方なら昔聞いたことがあると思います、マーフィーの法則。

 20年ほど前に流行した、主に失敗の事例から生まれたユーモラスな経験則です。発祥はアメリカですがこれは今見てもおもしろく、あるある、と思ってしまいます。

 この法則を固い言い方で表すと「失敗する可能性があるものはいつか失敗する」「起こる可能性があるものはいつか起きる」ということです。 
 「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率はカーペットの値段に比例する」というのはマーフィーの法則をおもしろおかしく引き合いに出す好例のようです。

 ただ、自分の身に降りかかると「よりによって」とか「いつもこうだ」と被害者意識が大きくなるのではないでしょうか?
 私自身、仕事でたびたび経験したのは「お客様に見せるときに限って十分動作確認したはずの機械が動かない」
「本番に弱い」なんて社内で言われフォローするのは冷や汗ものでした。

 皆さんも実生活で似たようなマーフィーの法則にはまった経験はありませんか?
 最も身近なところでは、切符の券売機やスーパーのレジで待ち行列が短いところを選んだつもりなのになかなか進まない。
 レジの人が商品の価格がわからず、持ち場を離れてどこかへ聞きに行ったりするともう最悪。ただ最近は商品にはほとんどバーコードが付いていますのでこれも昔の話でしょうか。

 このように複数窓口がある場合の解決方法はいたって簡単で、待ち行列をフォーク形状にすることです。行列は一つにして、空いた窓口へ順番に行かせる、というもの。
 さばく人数が非常に多い空港のチェックインカウンターやイミグレーション、手荷物検査などはそうなっていますよね。
 これでイライライ度はぐっと減ります。

 テストを受けている時にはこんなこともありませんでしたか?
テスト用紙に回答を書き終わった直後に回答欄の間違いに気付く。特にマークシート方式でやりがち、後回しで問題をひとつ飛ばしたのはいいがマーク欄を飛ばすのを忘れてしまう。
 時間が迫っていたりするとこれまた冷や汗もの。

 とにかく、十分注意することとこんなこともあるさ、と思うことが一番の対処方法ではないでしょうか。

 少し話がずれますが、日本人はスケジュール表を背中に背負って生活しているみたい、それに合わせようと必死になっている、と日本に来た外国人に言われたことがあります。

 日本人の利点でもあるのですが、文化・習慣が違う外国人と接する際はある程度は鷹揚に構えること、想定できることはあらかじめ考えておくことではないかと思います。以前ブログで話したKY(空気を読む、危険予知)ですね。
 …って言うような、こんなことを考えること自体が典型的な日本人思考なのかな。

 前述のトースト落下の実例ですが、実験した科学者がいてイグノーベル賞をもらっています。もちろん、カーペットの値段に比例するはずはなく、テーブルの高さや落とし方などに依存するということです。

 ばってんT村でした。

こんなところで日本語が2016/05/08

 私が外国人と初めて日本語を介して会話したのは、もう30年も前、韓国にたびたび仕事で出張に行き始めた頃だと思います。

 当時の韓国はソウルオリンピック(直接知らない人もいるかな・・・1988年)前後の高度成長期の時期でした。日本に追いつけ、追い越せと各企業が日本をお手本や目標に競争をしていた時代です。
 従い、日本語学習熱も高く出張先の複数の韓国企業でも朝の始業前に社員向けの日本語の授業をやっていたくらいです。

 昼休みになると、やる気のある社員が日本人出張者のところにやってきて、これはチャンスとばかりに我々を練習台に話しかけてきます。
 「私の名前は~です」「あなたの名前は何ですか?」から始まるのですが、やはり自分らが勉強した日本語が通じるかを試してみたいのです。通じると嬉しそうな顔をしていたのが印象的でした。

 また仕事が終わってからも飲み会に誘われたり自宅に食事に呼ばれたりしたこともありましたね。

 現在、日本語学習者の8割は中国、インドネシア、韓国、ベトナム、タイなどのアジア圏の人で、欧米やその他の国々は少数派ですが、数年前このような経験をしました。

 それは帰国前のローマ空港内の免税店でした。お土産に革手袋を買おうと思い専門店に入ったのですが、店員のイタリア人女性から「いらっしゃいませ」と日本語で話しかけられたのです。
 
 思わぬところで日本語を聞き、えっと思いましたが、まぁ最初の挨拶だけだろうと考えていたら、その後「どなたへのお土産ですか?」とか「どのサイズをお探しですか?」と流ちょうに日本語で話してくるのです。
 顧客が何を求めているか察して話しかけるこの応対も日本式ではないですか。

 観光地のぼったくりお土産屋でもないかぎり、海外で店員側から話しかけてくることなどまずありません。
それで多いに驚いたわけです。

 たまたま客は私一人だったので「どこで日本語を勉強したのですか?」などこちらからも質問したところ、日本に興味があり以前日本にしばらく滞在して日本語を勉強していた、とのことでした。

 また、これは1か月ほど前のことです。JR京都駅近くの交差点で信号待ちをしていると「すみません、近くに郵便局はありませんか?」と3人連れの中の一人の女性が聞いてきました。

 話しかけてくる言語が英語でなく日本語なのです。どこからと聞くとベトナムからの観光客でした。
 郵便局は歩いてすぐのところなので直接案内したのですが、歩きながら話を聞いていてもその女性の日本語は日常の意思疎通に問題ない中級レベルでした。かなり勉強しているにちがいありません。

 今や日本語を勉強する動機は仕事上よりも日本語そのものやアニメなどの日本文化への興味が上位に来ていることからも、こんなところで日本語が聞けることになるほどと思いました。

 蛇足ですが、道を聞かれた立場として気づいたことがあります。その場所がわかっていてもそこまでのルートを要所要所の目印を交えて右だ左だと伝えるのはよほど通いなれた場所でない限り大変難しいということ。

 で、近距離だったら一緒に行った方が簡単かと思い案内するわけです。時間は取られますが、でもそれが「なんて親切なんだ」と思われるという予想外の効果があるものです。

 道々、会話もできてコミュニケーションにもなります。スマホにOK…とかHey…などと話しかけてスマホに道案内してもらうのを封印するのもたまにはよいかもしれません。 
ばってんT村でした。

Manggha館2016/04/26

 前回のポーランドの免許証トピックスに続けて同国の話題を紹介したいと思います。

 ポーランドのKrakow(クラクフ)という都市にマンガ(Manggha)館と呼ばれる日本美術・技術博物館があります。

 ここは日本美術に魅せられたポーランド人のお金持ちが収集した数千点もの浮世絵、掛け軸、刀剣、陶器などを展示してある美術館です(展示はその一部)
 マンガという命名はそのスポンサーであるポーランド人が好きだった北斎漫画から取っているそうです。

 驚くべきは展示品はレプリカやコピーなどではなくすべて本物ということ。日本国内ではまず見られないような浮世絵や版画、日本刀や甲冑などがガラス越しですが目の前で見られます。
 私、歴史や芸術に詳しいわけではないですがやはり本物は素晴らしい、と感じました。コピーやバーチャルにはない重厚さや経年感が醸し出されているんです。

 日本との関わりも深く、この美術館の設計は日本人で、日本からの資金援助で建設されました。従い、館内の案内も日本語表記があります。
さらに日本語を勉強する人のための学校もあるのです。

 ご存知のようにポーランドの首都はワルシャワですが、Krakow(クラクフ)という都市は日本で言えば京都に相当するところでしょうか。
 事実、17世紀にワルシャワに遷都されるまではポーランド王国の首都だったところです。落ち着いた雰囲気の町並みが残る中欧の古都というところでしょうか。

 「シンドラーのリスト」という映画(第二次大戦中、ポーランド系ユダヤ人の収容所送りを阻止するため自分が経営する工場で働かせてかくまうことで命を救ったという実話)がありました。ゆかりの地で言うとその経営者シンドラーの工場があったのがクラクフです。

 またクラクフから車で少し走れば、その捕虜収容所であるアウシュビッツがあるこことでも歴史に刻まれているところです。
 古い町並みがそのまま残っているのも、ポーランドを侵攻したドイツ軍が占領後このクラクフに駐留したため爆撃されることがなかったということのようです。

 理由は違いますが、第二次大戦中爆撃をうけなかった京都とこの点でもちょっと似ているかもしれません。

 少し話がそれましたが、日本語学校もあるくらいですからポーランドでも日本語の学習熱は高いのでしょうね。
ばってんT村でした。

プラヴォ・ヤズディ2016/04/12

 イグノーベル賞というのをご存知でしょうか?
本家スウェーデンのノーベル賞を知らない人はいないと思いますが、その頭に否定を意味するigを付加したものがイグノーベル賞なのです。
 ジョーク好きなアメリカ人が企画運営していて、人々を笑わせる風変わりな研究や社会的事件に毎年授与されるものです。
 ノーベル賞のように科学賞や物理学賞などいくつもの部門に分かれています。

 日本人も数多く受賞していまして、2014年の物理学賞は「人間が床に置かれたバナナの皮を踏んでしまった際の、バナナの皮と靴の間の摩擦、およびバナナの皮と床の間の摩擦の大きさを計測したことに対して」というもの。
 受賞者も大学教授や研究者など専門家であり、実験や検証はいたって科学的に行なわれたまじめな結果なのです。

 文学賞という部門もあります。過去の受賞に言語に関わる次のようなものがありました。
 内容は「アイルランド国内で頻繁に交通違反を繰り返したプラヴォ・ヤズディに対して50回以上違反切符を書き続けたことに対して」

これだけでは何のこと?かわかりませんよね。以下ネットからの引用の要約です。

 実は「Prawo Jazdy」とはポーランド語で「運転免許証」の意味。すなわちプラヴォ・ヤズディとは、交通違反を犯した運転手のポーランド人から提示された、ポーランドで発行された運転免許証の冒頭に書かれているPRAWO JAZDYを、取り締まりにあたった警察官が運転手の名前と誤認していた事例が50件近く繰り返されていたというものです。
 警察の内部メモには「プラヴォ・ヤズディという人物を創り上げてしまったことはきわめて恥ずべきことだ」と書かれている。

 「怪人物プラヴォ・ヤズディ」の一連の経緯はアイルランドの新聞が上述の内部メモを入手したことで報じられ、「警察がたった2つのポーランド語の単語を知ってさえいれば、プラヴォ・ヤズディという悪名高いポーランド人ドライバーが出現することはなかった」と揶揄するものもあった。

 いかがです、笑えるでしょう?

しかし実は私自身、昔似たような経験があり「こんなこと、あるかもしれないな」と笑いながらも思いました。

 以前、ブログで話したかもしれませんが・・・
 若かりし頃初めてイタリアへ出張した初日、仕事先の人から「帰りは僕の車でホテルまで送っていくよ。ホテルの名前は何?」と言われ「ありがとうございます。泊まっているのはアルベルゴです」と答えました。

 宿泊したのは家族でやっているような小さなホテルで表に「ALBERGO」と書かれた看板が出ていたのでそれを憶えていたのです。
それを聞いた先方の人は大笑いで「ALBERGOってイタリア語でホテルの意味だよ」と言われ、そこで初めて勘違いしていたことに気付いたわけです。
 その時は、なぜホテル名まで書かれていないんだ、って思いました。

 イタリア語といえばボンジョルノとグラツィエくらいしか知らなかったのですが、この「ALBERGO」って単語、印象に残ってその次に覚えたイタリア語かもしれません。

 はい、皆さんも「Prawo Jazdy」ってポーランド語を憶えましたね。
ばってんT村でした。
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