外国の中の日本語 ― 2011/07/18
ご無沙汰しています、ばってんT村です。10日間ほどチェコ、ポーランドを旅行して帰ってきました。
観光案内はさて置き、日本語にまつわる話をしたいと思います。
世界の主要な観光地ではすでに珍しくありませんが、案内がその国の言語だけでなく主要外国語で書かれているのはご存知だと思います。日本の国際的観光地でも英語は当然、最近は中国語、韓国語が併記されている所も見かけます。

プラハでも写真のように案内板にヨーロッパ主要国の言語に、わがアジアは日本語、韓国語、中国語が併記されていました。それだけ、韓国人、中国人観光客も多いということで実際によく見かけました。博物館などでも入場券を買った際、「ガイドブックは何語がいいか?」とよく聞かれました。説明が書かれたパンフレットがこれまた各国語あるのです。もちろん、日本語もあります。

プラハの某レストランでも「メニューは何語がいいか?」と聞かれました。出てきたのは写真のようなメニューです。焼いた豚肉、などとそのままを書かれていてある意味非常にわかりやすかったです。
ポーランドのクラクフで興味深かったのは、「マンガ館」と言う名前の美術館でした。著名な日本美術マニアのポーランド人が収集したコレクションが展示されているところです。浮世絵、日本画、版画、日本刀、よろい、かぶとなどあらゆる物が展示されていました。日本国内ですら本物は見たことがなく、特に浮世絵や版画は私にはたいへん興味深いものでした。

収集点数は7,000点もあるということで、常設はこの一部です。これだけのものが海を渡ってポーランドの人や観光客に見られていると思うと感慨深いですね。ただ、日本では現在も着物を着て刀を差して歩いている、と思われていないかだけが心配です・・・。
以下ガイドブックの受け売りですが、マンガ館という名前は、コレクターのポーランド人がペンネームで使用していた「北斎漫画」から取ったものだそうです。北斎漫画とは葛飾北斎が書いたスケッチ画集のことで、現在のアニメーションでいう漫画ということではありません。
もちろん、現在の日本のマンガやキャラクターはあちらでも知名度は高いです。知り合ったポーランド人に聞くと、キャプテン翼やハローキティーは大人気。
あらためて日本文化の拡がりを認識した旅でした。
(ばってんT村)
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