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爆笑お言葉集やマンガなど2023/12/12

 最近読んだ本を紹介したいと思います。

 前回のブログに書いたネットの記事「反実仮想」の出典元が下記の本です。
図書館にリクエストして購入してもらい、一通り読んでみました。


 学生を対象に書かれた内容ですが、社会人でもなるほど、と再認識するような章もあります。例えば
・基本的にすべての意見は「否定」である
肯定したいだけなのであれば、その意見を口にする必要がないからです。
とある。

 私もAmazonなどで家電品などを購入する際、選択に迷った時はいい点ではなく、★1つとか2つに書かれた批判的意見を参照にします。
「実際、使ってみてこうだった」と言うような不具合点や短所を投稿した内容におそらく嘘はないと思います。
 逆に高評価のコメントには応援や売らんがためのサクラが混じっていて当てにならない場合があるのです。

 巻末には、問題が付録としてあるのですが、このような問いがありました。書かれたままを抜粋します。

文法の問題
1~7の文ついて、5秒間で一文の主語と動詞を見抜いてください。
この訓練を繰り返すと、読解のスピードが劇的に向上するはずです。

1.私は彼が彼女に恋する瞬間を目撃した。

2.長時間の検証の結果、研究チームはその事件が人為的に起こされたものではないということを突き止めた。

3.昨日二人で道を歩いていたとき、古い友人に出会った彼女は明らかに動揺していた。

4.雨が降ってきても大丈夫なようにと、母は今朝、父に、この前の父の日に私がプレゼントした傘を渡していた。

5.彼女は覚えていないだろうが、記憶力のいい私は子供の頃に彼女と出会ったことを鮮明に覚えている。

6.スマホのカメラを使えば黒板なんて一瞬に撮影できてノートなんて使う必要がないと私が先生に言ったら、怒られた。

7.あの日目撃した翁ともう一度出会うために、多くの人に止められながらも私は物の怪が住むという洞穴に一人で向かうことになったのだった。

回答は
1.私は 目撃した
2.研究チームは 突き止めた
のようになります。

 特別に難しい問題ではないですが、長文を読む習慣がなく、もっぱらSNS上の短文のやり取りなどに慣れた人だと回答に時間を要すかもしれませんね。

 次に読んだ本は下記、タイトルに引かれて借りてみました。
新聞などで報じられたもののほか、著者が実際に傍聴して聞いた言葉も掲載されています。


 裁判官のメッセージが聞ける機会は
「補充質問」「判決理由」「付言・所感・傍論」「説諭」などがあるそうです。
主文と判決理由を読み上げた後に、被告人にあらためてアドバイスなどを言う場合がありますが、主にその内容と背景を書いたものが本書です。

 いくつか実例を挙げてみました。タイトルは爆笑お言葉集となっていますが、厳しい指摘や格言めいたものもあります。

・死刑はやむを得ないが、私としては、君にはできるだけ長く生きてもらいたい。

・しっかり起きていなさい。また机のところで頭を打つぞ。
(オウム真理教の元教祖に対して。著者は本書の中で、この最終解脱者はただの居眠りオッサンだと断じている)

・刑務所に入りたいのなら、放火のような重大な犯罪でなくて、窃盗とか他にも・・・
(裁判官が犯罪を指南するのか?と著者は述べている

・ここはあなたが裁かれる場だ。口では反省しているというが、本当に反省した態度が見られない。次回公判までに反省文を提出しなさい。

・もうやったらあかんで。がんばりや。
(スーパーで万引きを繰り返していた二人のこどもを持つ母親に。大阪地裁)

・恋愛は相手があって成立する。本当に人を愛するなら、自分の気持ちに忠実なだけではダメだ。相手の気持ちも考えなくてはいけない。
(ストーカー規制法違反の罪に問われた被告人に対して)

・吸いたくなったとき、家族を取るか大麻を取るか、よく考えなさい。

裁判官の人間味が垣間見れるお言葉集です。

 さて、3冊目はマンガ(文字多いけど)、京都在住のグレゴリ青山さんが京都国立博物館(略して京博)について描かれたものです。


京博は広い敷地内に新旧2館の建物、庭やカフェまであって、けっこう楽しめる博物館、庭にあるロダンの「考える人」は世界に21体あるうちのひとつだそうです。


展示だけではなく、文化財の修理や写真撮影、説明プレートの多言語対応など裏側も描かれていて興味深い内容です。

        京博の公式ウェブサイトから

 例えば、多言語対応については、日本語ペラペラの英語、韓国語、中国語のネイティブが担当されています。

 京博から博物館を紹介するマンガを描いて、と言う依頼に応えて描かれたもので、京博の公式ウェブサイトでもこのマンガ読めますよ。

ばってんT村でした。

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