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自動詞・他動詞 ― 2012/07/05
こんにちは。鬱陶しい天気が続きますが、みなさんお元気ですか。

これは、うちのマンションのエレベーターの中、ドアの開閉ボタンです。
ボタンのマークも識別しづらいし、漢字で開・閉と書いてあっても咄嗟のとき押し間違える、みなさんもそんな経験がおありでは?
そこで、親切な管理人さん(?)が、ボタンの上にひらがなで文字を貼ってくれました。もう押し間違えることはな~い。
しか~し!
この簡単なふたつの動詞の対比が気になって仕様がないのであ~る。
「あける」は他動詞、「しまる」は自動詞。
なぜ他動詞で揃えて「あける」「しめる」としないのか?
「あく」「しまる」でもいいが。
外国の人たちが四苦八苦して自動詞・他動詞を学んでいるのに、日本人しっかりしろよ~ってツッコミたくなってしまう・・・ところですが、
ちょっと考えてみました。
「開」ボタンを押すときって、閉まりかけたエレベーターに乗ろうと走ってくる人を察知したときなんかですよね。
そんなとき、『ドアを開けたいときは、このボタンよ』と教えてくれているのが「あける」の文字、『間違えないでね、これを押すと閉まっちゃうよ』とやんわり注意を促すのが「しまる」の文字なのか…。やさしい心遣いではないか。
いや、こんな考え方も…。
走ってくる人に気づかぬ振りで押すのが「しまる」ボタン。閉めるつもりはなかったんだけど、閉まっちゃったんだよなーって言い訳するのに便利かも。
などと、ボタンを見ながら妄想にふけるのも日本語教師の性かしら。
アミーガ恩地
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