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Signification and pronunciation, 意義和發音2013/10/06


 このところ海外での日本語の記事が続いてますね。と言うことで私も。

 台湾の地方都市で見かけた踏切の看板です。私を含め、大抵の日本人ならば直ちに理解できますよね。一旦停止と安全確認を促すメッセージが僅か3文字で事足ります。当たり前ですが漢字を使う国の人なら、多少取る意味の違いはあっても何とか無事に踏切を通過できるでしょう。そもそも踏切とは何かがわかっていれば関係のない話ではありますが…。それはともかく、そういう意味では文字それぞれに固有の意味がある漢字の便利さがよく分かります。これは表意文字と呼ぶらしいですね。

 これが他の文字、例えばアルファベットならどうでしょう。お察しの通り文字それ自体に意味はなく、他との組み合わせで初めて「単語」として意味をなすようになり、これは私達の平仮名・片仮名と同じです。こちらは表音文字。

効率の点から言えば、26個だけ覚えればそれだけで森羅万象を表現できるアルファベットの方が優れているのかも知れません。漢字の場合そうはいかず、たとえ短いものであっても、「文章」を書こうとすればそれなりの文字の種類を使う必要が出てきます。でも、端的に分かりやすく言い表せるのは漢字のような気がします。この看板をアルファベットに置き換えればより多くのスペースが必要でしょうし、文字数が多くなればそれだけ書く方読む方共に誤認の生じる恐れも増えるでしょう。

 おそらく言語学者の諸先生方がちゃんとした有意義な研究をされているはずですが、私が電車の中でうとうとしながら考えるのはここまでです。日本語の場合、表意文字と表音文字との組合せで成り立っているわけで、どちらの言語圏出身の方にしてもその習得はより難しいのかも知れませんね。それを踏まえて授業を進める必要がありそうです。



 これは女性服のお店の看板です。「ただの女の子、Just a girl」という意味だそうですが、貝の王妃「蛤女王」登場か!? でも「ふどうさんや」を「葡萄屋さん」と読んだりもしているので、私の場合はどっちにしても誤認するらしいです…。

 読み返してみたら始めに思ってた内容からは大分逸れてますね。脱線したままですが、今日はここまで。


(中村会符)

 

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