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深夜特急2015/07/13

 先月のオリーブ通信にHさんの香港旅行記が掲載されていましたが、その中に沢木耕太郎の「深夜特急」という小説に魅了されて・・・、ということが書かれていました。

 今回はこれをブログネタに話をしたいと思います。
 これは、インドから高速バス、路線バスだけを乗り継いでロンドンまで行く、という計画で一人旅に出た著者の実体験に基づいた紀行小説です。インドまで行く格安航空チケットを求めるため、まず立ち寄ったのが香港だったというわけです。

著者が26歳だった1970年代の実話ですが、その後これに触発されバックパックひとつで旅をする個人旅行の流行に多大な影響を与えた小説と言えます。

 斯く言う私が、この小説を読んだのはずっと遅く中年になってからですが、それでも大いに影響をうけ、少しでも追体験したいと思ったものです。

 香港もその一国ですが、著者の書いたスターフェーリー(香港島と九龍半島を数分間で結んでいる乗合フェリー)から夜景を見たり、あてもなくトラム(路面電車)で街中を探索したり、またマラッカ海峡に沈む夕日を見るため連休にマレーシアのマラッカまで行ったこともありました。

 仕事で海外出張の時も、幾度となくこの文庫本から一冊を抜き取って持っていき移動の列車の中で読んだりして、気分だけでも「深夜特急」・・・・ってことをやったこともありました。

 また著書には行く先々の国でさまざまな人との出会いがあったことが書かれています。ネットやメールが普及していない時代なので関わりの密度も濃かったのではないでしょうか。

 年間1,700万人の日本人が海外旅行をし、同じく1,000万人以上の外国人が日本を訪問する時代になりましたが、旅行の魅力として挙げられるのは時代が変わっても人とのふれあい、出会いではないでしょうか?
 
 旅先ではありませんが、オリーブの生徒さんとの出会いも何かの縁だと思い接していきたいと考えます。

ばってんT村でした。

ピクトグラム2015/07/26

 言語の壁を越えて万国あらゆる人が見ても理解できる表現方法として絵文字があります。典型的な例では非常口、トイレの男女別マーク、禁煙マークや車椅子などは皆さんも日常的に目にされていると思います。

 正式にはピクトグラム(Pictogram)と言います。マメ知識としてご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はこれを考案したのは日本人なんですね。1964年の東京オリンピック開催が決まった時、世界各国の人に理解できる表現方法として考案されたとのことです。

 ではそれまではどう表現されていたかというと、当然その国の言語で書かれていました。
英語で併記したとしても、すべての人が英語を解するわけではありません。そこで誰もが一目でわかる絵文字となったわけです。

 しかし現在でも、外国人が来ることをあまり想定していないところではやはりその国の言語だけで書かれています。表示がなくても建物の外観から公衆トイレなどはなんとなくここかな~ということはわかりますが、男女の区別が現地語で書かれているとどちらに入っていいかわかりません。

 私の経験で言いますと、タイ語でこのケースに遭遇しどちらに入っていいか分からず誰かかが出入りするまでちょっと待ったりしたこともありました。
 もちろん、その後タイ語で男、女に当たる単語を憶えたのは言うまでもありません。

 このように逆にちょっと不自由することが外国語を勉強する動機になって、結構単語も覚えられたりするのではないかな、と思います。
 ばってんT村でした。
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