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誤読2015/09/20

 思い込みや聞き伝えで間違った読み方をしている単語がけっこうあることに気づきました。

 先日、近鉄の駅構内の観光地PRポスターに、三重県の松阪のものがありました。ポスターにはひらがなで「まつさか」とかいてありました。てっきり、「まつざか」とばかり思っていたのですが正確には「まつさか」なんですね。この齢で初めて知りました。

 ついでに言いますとあの有名な松阪牛は「まつざかぎゅう」ではなく「まつさかうし」が正しい呼び方だそうです。でも世間では「まつざかぎゅう」で通っていると思います。

 さらに身近な例でいいますと、滋賀県の「甲賀」ですが正式な市名は「こうか」です。これも「こうが」とずっと思っていました。ただ、これはどちらの呼び方も使われているそうです。甲賀忍者を「こうがにんじゃ」と言うように。

 地名は読み方が難しい面もありますが、日頃使用する単語でも間違えそうなのはたくさんあります。
 いくつか挙げますと、重複(ちょうふく)、句読点(くとうてん)、建立(こんりゅう)、 遂行(すいこう)、発足(ほっそく)、相殺(そうさい)など。
カッコ内が正しい読み方です。

 重複は「じゅうふく」でも、発足は「はっそく」でもパソコンではワード変換してくれます。このような用語は誤読がすでに慣用的に受け入れられてしまった結果、どちらの読みでも変換されるのではないでしょうか?ら抜き言葉と同様な流れですね。

 逆に誤読で変換できない単語は、「あれっ、なんで出てこないの?」となって、ああ、間違って憶えていた、と誤読に気付かされることになります。
 まぁ、この方が勉強になるのではないかなと思ったりします。「すいこう」を「ついこう」、「くとうてん」を「くどくてん」と打ち込んでも変換してくれません。
 私のパソコンでは「くどくてん」は「口説く店」と出てきました。それどんな店やねん。

 読みで思い出しました。以前ブログで話しましたゼロと零(れい)の言い方の区別について、フリーダイヤル0120はテレビ、ラジオでどう言っているか?
「ゼロ・いち・にい・ゼロ」と「れい・いち・にい・れい」どちらも言っていました。

とかく、日本語の読みは難しいですね。ばってんT村でした。
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