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注文2015/12/06

前回の続きでレストラン偏を。

 レストランでの注文は海外と比較すると日本の方が多少は簡単かな、と思います。ファミレスには写真入りのメニューがありますし、店頭には精巧にできたサンプルも飾ってあります。

 メニューで言いますと、日本には「定食」というのがあってこれさえ選べば一度で注文が完了する、これはほんとうに楽です。
 さらに牛丼などドンブリ物だと注文してすぐに出てくる、まさしく日本のファストフードです。

 また、食券販売機で事前にチケットを購入するシステムだとほぼ会話は不要です。ただし、食券販売機に書かれてある日本語を読めないと使えません。
 日曜講座の初級向けでも説明しましたが、もうこれは日本語を読めるようになってくださいと。メニューの内容も知る必要があり、注文自体はたいへん簡単ですが言葉の面では上級偏と言えそうです。

 私事ですが、韓国のハングル文字を憶えた動機がまさしくこれでした。一昔いえ二昔前か、仕事で長期出張になることがたびたびありました。

 毎日のことですので晩御飯はホテルの外で食べるようにしようと思いました。幸いホテルは街中にあるので一歩外に出れば食事するところには困りません。地元の人が行くところで食べれば絶対安くておいしいはずです。

 そのとおりだったのですが、当然渡されたメニューはハングルだけで書かれています。
 そこでこれは読めるようになるしかないとあのハングル文字を憶えたわけです。やってみると規則性があるのでそれほど難しくはありませんでした。

 もちろん読めても料理名の意味がわからないと注文できないので、そこはガイドブックを見たり、店で「これは何?」と聞きながら憶えていきました。

 たとえば、冷麺は韓国語の発音だと「ネンミョン」となります。メニューには「△□ネンミョン」「○×ネンミョン」と種類が書かれてありこれを指定しないと単なるネンミョンだけでは注文が通りません。
 ラーメン屋で、醤油ラーメン、味噌ラーメンなど複数種類の中から選ぶのと同じですね。

 メニューで迷った時、一番憶えておくとよいフレーズは「お勧めは何ですか?」だと個人的には思います。ただしあまりに庶民的なレストランや食堂のようなところで言っても答えてくれるかどうかは保証の限りではあありませんが・・・・

 近所の普通の食堂でこれを言ったら「うちは何でもおいしいよ」という答えが返ってくるに違いありません。
 でも、それはそれで会話の発端になって現地の人と親しくなれるコミュニケーションにもなるし、楽しいものだと思います。

ばってんT村でした。

クリスマスブーツ20152015/12/13

 もうすぐクリスマスですが、草津がクリスマスブーツ発祥の地ということ、ご存知でしたか?
 ちょうど一年前のブログで近商物産というクリスマスブーツを製作しているメーカさんを紹介したのを憶えていらっしゃるでしょうか。まちせんのすぐ近くにあります。

 生徒のMさんを以前近所で見かけた時、そこで仕事をした帰りです、ということを立ち話で聞いたことがあり、それですぐ近所にあることを知りました。

 50年前からクリスマスブーツを製作し始め、お菓子屋さんに卸すようになって全国に拡がるきっかけとなった、とのことです。

 この贈り物やお菓子をブーツに詰めるというのは近商物産さんのオリジナルアイデアであり、海外にはありません。そこで過去に輸出したこともありましたが海外では売れなかったらしいです。

 このクリスマスブーツのアイデア、贈り物やお祝いをするときに、包装や入れ物にこだわり外観も大事にする日本文化の影響もあってのものかと思います。

 そういえば、欧米ではもらったその場で贈り物の包装をバリバリッと破って中身を見て感謝、喜びを伝えることが礼儀ですよね。そういう点からも短命の包装にあまり手間をかけない、こだわらないのかもしれません。

 まちせん前の通りを隔てた向こう側に写真のような大きなブーツが鎮座しています。これ、今年からお目見えしました。
 クリスマス気分を盛り上げるのに一役かっているかな?皆さんも一度近くで見てみてください。
ばってんT村でした。

ハンバーガー伝来2015/12/23

 前回、滋賀県の草津はクリスマスブーツ発祥の地だった、ということを紹介しました。

 さて、外から来たものについては「伝来の地」という言い方をします。種子島は鉄砲伝来の地などと言って学校の歴史でも習いましたよね。

 で、そのような歴史的なことではなくもっと身近なものでハンバーガー、日本伝来の地はどこでしょうか?
 もちろん、あの世界的ハンバーガチェーン店マク○○○○が進出してくるずっと以前です。

 実は長崎県佐世保市がハンバーガ伝来の地と言われています。
第二次大戦後、アメリカ軍が佐世保に進駐したときに、米軍から伝わり米軍相手のハンバーガー店が多数できたのが始まりだそうです。
 佐世保は私の出身地なのですが、発祥の地とまでは知りませんでした。

 チェーン店ではありません。個人や会社経営のお店がいくつもあります。注文を受けてからの手作りなので、店によってサイズや中身はさまざまです。
 佐世保バーガーという呼び名でご当地グルメにもなっています。けっこう観光客の方もお店に行列作っていますので、ある程度は知られているのかな、と。

 また、「佐世保バーガーボーイ」というご当地キャラもつくられました。これはあのアンパンマン作者のやなせたかしさんの作で、ガールフレンドの「させぼのボコちゃん」というキャラもいますよ。
 同じ九州出身のくまモンや滋賀県のひこにゃんほど全国的な知名度はありませんが、キャラクターグッズやお菓子もあります。

 滋賀県に話を戻して、滋賀にも伝来の地があります。それはお茶です。
平安時代、最澄が遣唐使として中国からお茶の種を持ち帰り、それを比叡山山麓の坂本に植えたのが始まりとなっています。

 以外と身近なところに発祥や伝来の地があるものですね。
ばってんT村でした。
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