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言葉の小ネタ集22年前半の巻2022/08/27

言葉に関するおもしろネタに結構出会ったので紹介したいと思います。

●誤読
 これは、SNSで見たものですが、最近一番笑った投稿だと思います。
オーディブルと言ういわゆる「聴く読書」、小説などを読み上げてくれる機能ですがアマゾンのKindleや他のアプリでも使うことができます。

 読み上げソフトがたまに読みを間違える時がある、というある人の体験談。
「エリザベス一世」を「エリザベスカズヨ」と読むのだけは勘弁してほしい、頻出するから毎回笑う、という内容でした。
どんな小説なのでしょうね?

 こういうのもありました。「ノアの方舟」を「ノアのカタフネ」、 この人が読んで(聴いて)いた本は「謎解き 聖書物語」

●誤訳
 逆に音声データを文字に起こしてくれるソフトもあります。会社の会議で議事録代わりに使っている人もいるようです。
 人手でパソコンのキーボードをパチパチは私も経験ありますが、確かに書記はたいへんです。頼る気持ちはよくわかります。

 こんな人の投稿を見ました。
Web会議で文字起こしを使うと、相槌で「なるほど」と言ったすべてが「あほ」として議事録に残ってしまいました。

 私の会社でも経験者の話を聞くと、聞き間違いは少なくないようで、結局人間がチェックしないといけない、と言っていました。

 この文字起こし、YouTubeやテレビの字幕でもよく使われているようです。同音異義語の間違いがあると、文字起こしソフトを使ったなというのがわかります。

 ある時、鉄道関係の動画でナレーションと同時に字幕も付いていたのですが、「海藻列車」という言葉が表示されました。
 最初は海産物でも運ぶ専用車両?でもそんなもん聞いたことないな、と思っていました。解説を聞いているうちに、これは「回送列車」のことかと気づきました。
イマイチだぞ、AI がんばれ。

●記事の見出し
 記事の見出しは目を引き付けるため、簡潔かつ強調表現が使われることがままあります。助詞が省かれることが多いので誤解もしやすいです。

かなり前ですが、こんなニュースの見出しがありました。
「小学校教諭が椅子蹴り、児童むちうちに 静岡県教委が懲戒処分」

 この見出しにサッと目を通した瞬間、すごい虐待、児童を鞭打ちしたのか?と思いました。
見出しに続けて本文を読むと、教諭が生徒のイスを蹴ったため、生徒がむちうち症になった、というものでした。
そりゃそうだ、鞭を持った先生がいるはずないよな。

 ここまで想像が飛んだのは、昭和世代の私の小・中学校時代には、先生が竹刀(体育系)や授業で使う指し棒(細い竹みたいなものでよくしなる)を持った先生にお尻を叩かれる、というのはざらにあったからです。
 今だったら体罰行為で一発アウトですね。

 さらに鞭打ちを連想したのは、シンガポールでは犯罪者への鞭打ちの刑が今もあってイギリスかアメリカか忘れましたが、自国民が鞭打ち刑にされると決まった時に政府が抗議した、というニュースを昔読んだ記憶があったためです。

●食品問題?
 これは私の会社での体験です。部品の不良が見つかり、海外のメーカー担当者に英文メールて知らせた時のこと。

 相手からの返事のメールの冒頭に
This is not such a food news.
と書いてあり、続けて、その不良品を送りかえしてほしい、こちらで調査する、という旨の文章が書かれていたのです。

 冒頭は「これは食べ物のニュースではない」という意味不明?の一文。機械の部品なのでもちろん食品ではないのはあたりまえ、何かのジョークかな?とも思いましたが、わかりません。

 仕事そっちのけでこの意味をしばらく考えていました。途中、なにげなくキーボードに目を落としてハタ!と気づきました。
 そう、FとGのキーは隣り合っているのです。goodをfoodと打ち間違えたに違いない。正しくは
This is not such a good news.(そりゃいいニュースじゃないね)だったのです。

●おいしかった
 そういう自分も危うく誤入力しそうだった件について。
知人に連れて行ってもらった和食のお店。後日、おいしかったという感想をメールで出そうと、発信する前に文面を読み返していたら「あの料理、おしかったです」になっていた。

危ない、危ない、「い」が抜けていた。
意味が通じるだけにえらく失礼なことになるところでした。

やっぱり、書いた文章は出す前に確認が必要ですね。ばってんT村でした。

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