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日中の慣用句比較2012/01/29

 昨年のことになりますが、中国の生徒さんを教えていた頃のことです。ある日、授業で日本の慣用句を話題にしました。中国にもあるはずなのでこちらからも中国の慣用句を聞いてみました。

 やはり似たような慣用句があるんです。元々、中国から来たものもあるのかもしれません。
 「耳にタコができる」という慣用句がありますが、中国でもまったく同じ言い方とのこと。
「顔に書いてある」も同じような表現をするそうです。

 意味は同じで表現が微妙に違う例をいくつか挙げますと、恥ずかしい失態をした時、日本では「穴があったら入りたい」となります。中国では穴でなく「隙間」に入りたくなるそうです。
また「尻に火がつく」は中国では「眉毛に火がつく」そうです。

 両者を比較してどちらも心情的には同じだな、と感心しました。恥ずかしいとどこかに隠れてしまいたいと思うのは同じですが、日中では隠れる所が違うのですね。
 火をつけられると誰もがあわてて行動するのは同じですが、火がつくところがこれまた日中で違います。
中国では、物事が差し迫ってから行動する人の眉毛はさぞかし薄くなっているんでしょう。

 中国以外にも各国に慣用句みたいなものはあると思いますので、各国の慣用句を聞いてみて日本と比較してみるのも興味深いかも知れません。
ばってんT村でした。

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